「鶺鴒原に在り、兄弟難を急にす」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
鶺鴒原に在り、兄弟難を急にす
「鶺鴒」は、「脊令」とも書く。
【読み方】せきれいげんにあり、けいていなんをきゅうにす
【意味】
兄弟間に急な困難があれば、協力し助け合うべきだということ。
「鶺鴒」は、水辺にすむ小鳥。
「鶺鴒原に在り、兄弟難を急にす」という言葉は、兄弟間で緊急の困難や問題が生じた時には、互いに助け合うべきだという教えを表しているんだよ。
ほなら、「鶺鴒原に在り、兄弟難を急にす」ってのは、兄弟の間で何か困難が起きたら、お互いに助け合うべきやってことやな。
家族や兄弟の絆や協力が大切やってことを教えてる言葉やね。
【語源・由来】
鶺鴒は水鳥であるが、所を失って原にいて鳴いていることで兄弟が相したがいて艱難を共にすることを言いおこしたもの。
【出典】
「詩経」
【類義語】
・鴒原の情
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「鶺鴒原に在り、兄弟難を急にす」の解説
由来を簡単に説明!
「鶺鴒原に在り、兄弟難を急にす」という表現は、兄弟間の困難が急に訪れたとき、互いに助け合うべきだという教えを示しているんだ。このことわざは、兄弟が互いに支え合い、困難な状況に直面した際にお互いに協力し合うべきであるという考え方を強調しているんだよ。
「鶺鴒」(せきれき)は、ヒバリ科の小鳥で、原野に住む鳥の一種を指しているんだ。この表現では、鶺鴒が原野にいるように、兄弟も普段はそれぞれの場所にいるが、急な困難に直面したときにはお互いに駆けつけて助け合うことが重要であるということを表しているんだね。
たとえば、家族の一員が病気になったり、経済的な困難に直面したりしたとき、兄弟が協力し合ってその問題を解決しようとするような状況がこれに当てはまるんだよ。
このことわざは、家族の絆や兄弟間の連帯感の重要性を教えてくれているんだね。それは、家族内での互助や協力が困難な時期における重要な支えであるということを示しているんだよ。
「鶺鴒原に在り、兄弟難を急にす」の使い方
我が家の危機なんだ。どうしよう。大ピンチ。
鶺鴒原に在り、兄弟難を急にすというから兄弟で助け合わないとね。
僕たち仲が悪いんだよね。
そんなこと言っている場合じゃないわよ。今助け合わないでいつ助け合うの。
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「鶺鴒原に在り、兄弟難を急にす」の例文
- 財産をめぐって兄弟が醜い争いをしているが、鶺鴒原に在り、兄弟難を急にすというから協力すべきだ。
- 鶺鴒原に在り、兄弟難を急にすというから、いざという時頼りになるのは兄弟の存在だ。
- 健太くんには弟がいるから鶺鴒原に在り、兄弟難を急にすというように助け合うことができるが、ともこちゃんは一人っ子なので独力で乗り越えねばならない。
- ピンチの時は兄弟が手を取り合って困難を越えればいい。鶺鴒原に在り、兄弟難を急にすという。
- 困ったときこそ兄弟のありがたみが分かるだろう。鶺鴒原に在り、兄弟難を急にすというが、兄弟力を合わせれば、困難な状況から抜け出すことができる。