「赤心を推して人の腹中に置く」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
赤心を推して人の腹中に置く
【読み方】
せきしんをおしてひとのふくちゅうにおく
【意味】
人には真心で接し、相手のことを信じかけらも疑わないこと。
「赤心」は、真心。誠意。
「赤心を推して人の腹中に置く」という表現は、心から人を信じ、誠実な心をもって他人に接することを意味しているんだよ。
ほなら、本当に心から人を信じて、誠意を持って接することやな。他人に真心を向けるってことやね。
他人の心に自分のまごころを置くってことで、深い信頼や誠実な関係を大切にするってことを表してる言葉やな。
【語源・由来】
自分の真心を外に出して相手の腹の中に置く意から。
【出典】
「後漢書」
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「赤心を推して人の腹中に置く」の解説
カンタン!解説
「赤心を推して人の腹中に置く」という表現は、「後漢書」の「光武紀」に由来しており、心からの誠意や純粋な思い(赤心)を他人に向けて、全幅の信頼を寄せて接することを意味しているんだ。このことわざは、人を信じ、誠実に接する様子を表しているんだよ。
「赤心」とは、純粋で誠実な心を意味していて、「推して人の腹中に置く」とは、その誠実な心を他人に委ねる、つまり他人を信頼し、心を開いて接することを意味しているんだね。
たとえば、友人や同僚に対して心からの信頼を寄せ、隠し事なく正直に接することや、パートナーとの関係で互いに心を開いて誠実に向き合うことが「赤心を推して人の腹中に置く」に当てはまるんだよ。
このことわざは、人間関係における信頼と誠実さの重要性を教えてくれているんだね。それは、他人を信じ、自分の真の心を他人と分かち合うことの価値を示しているんだよ。
「赤心を推して人の腹中に置く」の使い方
ともこちゃんは、赤心を推して人の腹中に置くように人を疑わないね。
疑っても疲れるだけじゃない。
だまされたらどうするの?
信じた相手に騙されたらしょうがないのよ。
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「赤心を推して人の腹中に置く」の例文
- 赤心を推して人の腹中に置く彼は、人々から信頼されている。
- 子供のように人を疑うことを知らない健太くんは、赤心を推して人の腹中に置くように人に接する。
- 彼は人を色眼鏡で見たり疑ったりしない。赤心を推して人の腹中に置くように、分け隔てなく人と付き合う。
- 赤心を推して人の腹中に置く彼女がだまされて傷つくことなく、彼女らしく生きていってほしいと願う。
- 人を疑わず赤心を推して人の腹中に置く彼女は、きっと邪心がないのだろう。