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【糟糠の妻は堂より下さず】の意味と使い方や例文(出典・類義語・英語訳)

糟糠の妻は堂より下さず

「糟糠の妻は堂より下さず」の意味(出典・類義語・英語訳)

意味
【ことわざ】
糟糠の妻は堂より下さず

【読み方】
そうこうのつまはどうよりくださず

【意味】
貧乏なときから連れ添って苦労を共にしてきた妻は、夫が立身出世した後にも家から追い出してはならない。

ことわざ博士
「糟糠の妻は堂より下さず」ということわざは、貧しい時代から夫のそばで苦労を共にしてきた妻を、夫が出世した後も大切に扱うべきであるという意味があるんだよ。
助手ねこ
なるほどな、そういうことか。つまり「出世した後でも、苦労を共にした妻を大切にしなあかん」ってことやな。貧しい時に支えてくれた妻は、たとえ自分が成功しても家から追い出したりせんってことやね。

これは、長い間一緒にいた妻に対する感謝と尊重を教えてくれてるんや。夫婦の絆と一緒に過ごした時間の大切さを示してるわけやな。

【出典】
後漢書」宋弘伝

【類義語】
・糟糠の妻(そうこうのつま)

【英語訳】
It is both a suffering-troubles wife. Good wife.

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「糟糠の妻は堂より下さず」の解説

カンタン!解説
解説

「糟糠の妻は堂より下さず」ということわざは、貧しい時代から共に苦労を共にし、長年連れ添った妻に対して、たとえ自分が出世しても彼女を家から追い出したり見捨てたりすることはできない、という意味を持っているんだよ。この表現は、長年の連れ添いや共に過ごした苦労に対する深い敬意と忠誠心を表しているんだね。

「糟糠の妻」とは、文字通りには酒粕(糟)と米ぬか(糠)を意味し、これは貧しい時代を象徴しているよ。「堂より下さず」とは、家の主要な部分である「堂」から妻を追い出さない、つまり家族の一員として大切に扱うべきであるという意味なんだ。

このことわざは、夫婦の絆の深さや、長い間一緒にいた配偶者に対する尊敬と感謝の気持ちを表しているんだよ。また、物質的な成功や地位の変化によって家族や配偶者を見捨てるべきではないという教訓も含んでいるんだね。この言葉は、苦楽を共にした配偶者への責任と敬意を重んじるべきだというメッセージを伝えているよ。

「糟糠の妻は堂より下さず」の使い方

健太
ぼくの叔父さんは、会社の経営が落ち着くまで、とても苦労をしたみたいなんだ。
ともこ
それは大変な思いをされたのね。
健太
経営が落ち着いた今でも、糟糠の妻は堂より下さずといって、妻のことを大切にすると話していたよ。
ともこ
とても素敵なご夫婦ね。
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「糟糠の妻は堂より下さず」の例文

例文
  1. 糟糠の妻は堂より下さずというように、苦労を共にした妻のことは一生大切にしようと思っているよ。
  2. 糟糠の妻は堂より下さずというのに、彼は社長になった途端に妻と別れて、新しい妻を迎えたようだと聞いた。
  3. 貧しいこともあったけれど、生活が裕福になったのは妻のおかげだ。糟糠の妻は堂より下さずというように、これからも大切にしたいと思う。

まとめ

苦労を共に乗り越えてきた妻の存在は、とても大切なものなのではないでしょうか。
糟糠の妻は堂より下さずというように、出世したり成功したりしたからといって、簡単に捨ててしまうようなことはしたくないですね。


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