「千万人と雖も吾往かん」の意味(出典)
【ことわざ】
千万人と雖も吾往かん
【読み方】
せんまんにんといえどもわれゆかん
【意味】
反省してみて自分の考えや行動が正しいと確信したら、敵がたとえ千万人いたとしても恐れずに立ち向かっていこうという意味。
これは、自分の信念を持って堂々と行動することの大切さを教えてくれてるんや。たとえ一人でも、正しいと信じる道を進む勇気が大事やってことやな。
【出典】
孟子。原文では、前に「自ら反みて縮くんば(正しければ)」とある。
「千万人と雖も吾往かん」の解説
「千万人と雖も吾往かん」という言葉は、中国の古典「孟子」に由来していて、たとえ大勢の敵や反対者がいたとしても、自分の良心に反しない限り、恐れずに自分の道を進むべきだという強い意志を表しているんだよ。この表現は、個人の信念や正義感を大切にすることの重要性を強調しているんだね。
この言葉は、「千万人」という表現で大勢の人々や困難な状況を示し、「吾往かん」という部分で、そうした困難にも屈せずに自分の信じる道を進む決意を表しているんだ。つまり、どれだけ多くの人々が反対しようとも、正しいと信じることに対しては堂々と立ち向かうべきだということなんだよ。
このことわざは、個人の良心や倫理観に従って行動することの大切さを教えてくれるんだ。また、社会的な圧力や多数派の意見に流されることなく、自分自身の信念や価値観に基づいて行動する勇気を持つことの重要性を示しているんだね。この言葉は、個人の信念を堅持し、正義や真実を追求することの価値を教えてくれるよ。
「千万人と雖も吾往かん」の使い方
「千万人と雖も吾往かん」の例文
- 千万人と雖も吾往かん、どんなことがあっても信念を貫きなさい。
- 千万人と雖も吾往かん、自分が信じる道ならば、誰にも恥じることは無い。
- この憲法改正は、日本の未来にとって必要だと信じているので、千万人と雖も吾往かん、必ず改正する。
- 千万人と雖も吾往かん、他人の評価を気にせずに、自分の正しいと思う道を行くべきだ。
- 千万人と雖も吾往かん、寸分の迷いもなく正しいと思う道を突き進むためには心の強さが必要だ。
「千万人と雖も吾往かん」の文学作品などの用例
古人が「千万人といえども我れ行かん」といいました通り、自ら発し、自ら批判し、自ら確信する要求には、世界の大勢にも楯つき、わざと険を冒して辞せず、命をも賭けるほど熱情と真摯と沈勇とがあります。(与謝野晶子の婦人も参政権を要求すより)