【ことわざ】
先鞭をつける
【読み方】
せんべんをつける
【意味】
ほかの人よりも先に馬に鞭をあてて進撃し、手柄を立てること。転じて、人に先んじて着手するたとえ。他にさきがけること。
【語源・由来】
「晋書」劉琨伝の「常に恐る祖生の吾 (わ) れに先んじて鞭 (むち) を著 (つ) くるを」から。
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「先鞭をつける」の使い方
健太くんの部屋はロボットばかりねえ。
うん。ロボットが大好きなんだ。特にこのロボットが出てくる作品が大好きでね。この作品が、それ以降のロボットが出てくる作品の先鞭をつける作品になったんだ。
へえ。このロボットが始まりだったのね。
そうなんだ。この作家は、まだ、電気機械が身近ではなかった時代に、よくロボットを思いついたよなって感心してしまうんだ。
「先鞭をつける」の例文
- 彼は、映画研究所を創立すると「シネマ大好き」という雑誌を刊行して映画評論において先鞭をつけた。
- 構想はあったのに、着手する前に、他の者に先鞭をつけられ悔しくもその成功をただ傍観するのみだった。
- その番組は、歴史番組に先鞭をつけた番組としてよく知られている。
- 彼の写真が発表されてから、無記名が当然であった写真家個人への注目を集め、フォトジャーナリストという職業に先鞭をつけた。
- このカフェが、最近、たくさんできた古民家カフェに先鞭をつけたお店なんだよ。