「千里の馬も蹴躓く」の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
千里の馬も蹴躓く
【読み方】
せんりのうまもけつまずく
【意味】
優秀な人でも失敗をすることがある。
これは、誰でも完璧じゃないし、失敗することは自然なことやって教えてくれてるんや。優れた人でも間違えることがあるってことやな。
【語源・由来】
千里の馬とは、一日に千里も走るすぐれた馬のことで、すぐれた馬でも蹴躓くことがあるということから。
【類義語】
・弘法も筆の誤り(こうぼうもふでのあやまり)
・猿も木から落ちる(さるもきからおちる)
・河童の川流れ(かっぱのかわながれ)
・竜馬の躓き(りゅうめのつまずき)
・孔子の倒れ(くじのたおれ)
・上手の手から水が漏る(じょうずのてからみずがもる)
・千慮の一失(せんりょのいっしつ)
【対義語】
・愚者も一得(ぐしゃもいっとく)
【英語訳】
The best horse stumbles.
Even homer sometimes nods.
「千里の馬も蹴躓く」の解説
「千里の馬も蹴躓く」ということわざは、たとえ非常に優れた才能や能力を持つ人物であっても、時には失敗や誤りを犯すことがあるという意味を持っているんだよ。「千里の馬」という表現は、一日に千里も走ることができるほどの非常に優れた馬を指しており、転じて非常に優れた才能を持つ人物を意味しているんだね。
このことわざは、どんなに優秀であっても、誰にでも失敗はあるという現実を表しているよ。優れた才能を持っていても完璧ではなく、時には間違いを犯したり、期待に応えられないことがあるということなんだ。
この言葉は、失敗や誤りは人間の自然な一部であり、優れた能力を持つ人々も例外ではないという教訓を含んでいるんだよ。また、優秀な人々に対する過度の期待や圧力を避け、彼らが時には躓くこともあるという現実を受け入れるべきだと教えてくれるんだね。このことわざは、失敗を恐れずに挑戦することの重要性や、失敗から学び成長することの価値を示しているよ。
「千里の馬も蹴躓く」の使い方
「千里の馬も蹴躓く」の例文
- 千里の馬も蹴躓くというけれど、彼が運転を失敗するなんて驚いたね。
- 連勝を続けていた彼が、あれほど簡単なミスをして負けるなんて、千里の馬も蹴躓くということだ。
- 習字の先生が漢字を間違えて書いていたなんて、千里の馬も蹴躓くこともあるんだね。
- 彼女はとても優秀だと評価されていたけれど、まさかあんなことを間違えるなんて、千里の馬も蹴躓くということか。
- 千里の馬も蹴躓くというようけれど、初めて見た師匠の間違いには、とてもびっくりしてしまった。
まとめ
千里の馬も蹴躓くというように、どれほどの名人でも間違えることがあるのではないでしょうか。
しかしできるだけ、失敗はしたくないものですね。