「節を折る」の意味(出典・対義語)
【ことわざ】
節を折る
「節を屈する」「節を曲げる」ともいう。
【読み方】せつをおる
【意味】
主義主張を変えて人に従うこと。人の下にいて我慢すること。
「節」は、節操。
「節を折る」という言葉は、自分の信念や考えを曲げて、他の人に従うことを意味しているんだよ。
へぇ〜、そういうことかい。つまり、「自分の考えを変えて、人に従う」ってことやな。自分が思っていることを曲げて、他の人の意見に従うのが「節を折る」っていうんやね。
大事なのは、自分の考えを大切にすることやな。
【出典】
「戦国策」
【対義語】
・節を全うする
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「節を折る」の解説
カンタン!解説
「節を折る」という表現は、「戦国策」秦策に由来する言葉で、自分の信念や原則を曲げて他人に従うことを意味しているんだ。
このことわざは、自分の節操や主義を持ち続けることの大切さを示すと同時に、それを放棄して他人の意志や要求に従う行動を批判的に表現しているんだよ。節を折る、あるいは節を屈するとは、自分の中の核となる価値観や信条を曲げることを意味し、しばしば個人の尊厳や自立性の喪失を暗示しているんだね。
例えば、政治やビジネスの世界で、自分の信念を曲げて上司や他人の意向に従う行動をとることが「節を折る」と表現されることがある。これは、個人の原則を犠牲にしてまで他人に迎合することの弊害を指摘しているんだ。
このことわざは、自分の信念を貫くことの重要性や、自分の価値観を守ることの大切さを教えてくれる言葉なんだよ。
「節を折る」の使い方
権力に負けて節を折るのは格好悪いなあ。
守るべき家族がいると節を折るしかないこともあるわよね。
節を折らなくてもまっすぐ生きることができたら良いな。
それは幸せなことね。
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「節を折る」の例文
- 節を折るサラリーマン生活とも今日でおさらばだ。
- 違うと心で思いながら節を折り、同調した振りをする。
- 節を折って人に従い、長いものに巻かれながら生きていく。
- 意志を貫きたいが、節を折らざるをえないことがたくさんある。
- 戦いながら節を全うしていたが、ある時節を折ってみたら意外と楽なことに気が付いた。