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「尺の木も必ず節目有り寸の玉も必ず瑕瓋あり」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
尺の木も必ず節目有り寸の玉も必ず瑕瓋あり
【読み方】
しゃくのきもかならずせつもくありすんのたまもかならずかてきあり
【意味】
完璧なものなど存在しないということ。
人間だってみんなどっかに小さな傷や欠点があるってことを忘れたらアカンってことやな。んなもん、ある程度はしゃーないって、あんまりクヨクヨせんとこうってことかいな。
【語源・由来】
一尺しかない木にも必ず節目はるし、一寸の小さな玉にも必ずキズはあるという意から。
【出典】
「呂氏春秋」
「尺の木も必ず節目有り寸の玉も必ず瑕瓋あり」の解説
「尺の木も必ず節目有り寸の玉も必ず瑕瓋あり」っていうのは、世の中には完璧なものなんてないってことを言ってるんだよ。尺っていうのは長さの単位で、だいたい30センチメートルくらいの木のことを指してるんだけど、そんなに短い木でも、節目っていうのがあるんだ。節目ってのは、木の幹にあるちょっと出っ張ってるところのことで、木が成長する時にできる自然な印だね。
そして寸っていうのはもっと短くて、およそ3センチメートルくらいのことを言うんだけど、たとえそれくらいの小さい玉でも、瑕瓋(かびん)っていう傷があるって言ってるんだ。瑕瓋ってのは玉にあるちっちゃな欠点や傷のこと。
つまり、このことわざは、どんなに小さな物でも、どんなにいい物でも、完璧じゃないところが必ずあるっていうことを教えてくれてるんだよ。だから、人間も完璧じゃないし、ミスをしたり、欠点があるのは当たり前だよね。それでいいんだっていうことを、このことわざは優しく教えてくれているんだね。
「尺の木も必ず節目有り寸の玉も必ず瑕瓋あり」の使い方
「尺の木も必ず節目有り寸の玉も必ず瑕瓋あり」の例文
- 尺の木も必ず節目有り寸の玉も必ず瑕瓋ありというから完璧な作品を求める必要はない。欠点もまた味わい深い。
- 世の中揚げ足をとる人が多いが、尺の木も必ず節目有り寸の玉も必ず瑕瓋ありだから揚げ足をとられても気にする必要はない。揚げ足をとる人だって完璧ではない。
- 尺の木も必ず節目有り寸の玉も必ず瑕瓋ありだから、ミスターパーフェクトと呼ばれる彼にも欠点があるのだろう。
- コンピューターだってミスをするし、尺の木も必ず節目有り寸の玉も必ず瑕瓋ありだ。一つや二つのミスでくよくよするな。
- どんな天才でもミスは犯す。尺の木も必ず節目有り寸の玉も必ず瑕瓋ありだ。
これは、この世の中に完璧な人や物はないということを教えてくれる言葉なんだ。