「汁を啜って同罪」の意味(語源由来)
【ことわざ】
汁を啜って同罪
しるをすすってどうざい
【意味】
分け前の多い少ないにかかわらず、共犯の罪は同じレベルだということ。
これは、悪いことにちょっとだけ関わるのも危険やって教えてくれる言葉や。悪いことには関わらないのが一番やね。
【語源・由来】
中身の肉を調べなくても、汁をすすればその料理を口にしたということになる。
「汁を啜って同罪」の解説
「汁を啜って同罪」ということわざは、たとえ小さな役割や分け前であっても、共犯者としての罪は同じだということを表しているんだよ。このことわざは、「汁を吸うても同罪」とも言われるよ。
例えば、何か悪いことを計画して、実行したグループがあったとするね。その中で、大きな役割を担った人もいれば、小さな役割しか担わなかった人もいるかもしれない。しかし、このことわざでは、大きな役割であれ小さな役割であれ、その計画に関わった全員が同じ罪を負うと言っているんだ。
この言葉は、たとえ直接的に大きな行動をしていなくても、何か悪いことに関わるだけで、その行為の一部と見なされるという教訓を教えてくれるんだ。だから、悪いことに少しでも関わらないようにしようという意味が込められているんだね。
「汁を啜って同罪」の使い方
「汁を啜って同罪」の例文
- 渋々メンバーに名を連ねていただけなのに、汁を啜って同罪とされた。
- 無理強いされて万引きの手伝いをしたとしても、汁を啜って同罪だ。
- 主犯格だろうが末端だろうが、汁を啜って同罪で罪は罪だ。
- 罪の大小にかかわらず、汁を啜って同罪と考える。
- あなたもおこぼれにあずかったのなら、汁を啜って同罪だよ。
汁を少し啜っただけでも、その行動自体が罪に加担しているとみなされるというわけだね。