「市道の交わり」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
市道の交わり
【読み方】
しどうのまじわり
【意味】
利益や損得で結びついた関係のことをいう。
へぇ~、そんなんあるんやね。「友達やけど、お互い得することだけ考えてるような付き合い」ってことかいな。仲良くするのも、なんかお互いに「これが欲しい」「あれが欲しい」って計算しあってるようなもんやな。
これは「心からの友情」ってよりは、「得するための関係」を指す言葉やね。友達でも、いろんな種類があるってことやな。
【語源・由来】
市場への道での商売上の付き合いの意から。
【出典】
「史記」
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「市道の交わり」の解説
カンタン!解説
「市道の交わり」っていうのは、お店での売り買いみたいに、得することや損することで結ばれた友だち関係のたとえ話なんだよ。「市道」とはね、市場での商売のことをさす言葉だよ。
たとえば、お店ではね、物を売ったり買ったりするときに、お互いに得をしようとしたり、損をしないようにしたりするよな。これと同じで、「市道の交わり」というのは、友だちとの間で、何かお互いに得があるときだけうまくいくような関係を言うんだ。
友だちといるときに、「この人といるとおこづかいがもらえるから」「この人がいると楽しい遊びができるから」というように、何かいいことがあるから友だちでいるような感じだね。
これはね、本当に心からの友だち関係とはちょっと違って、得したいとか損したくないとか、そういうメリットで結ばれている関係のことを表しているんだよ。
「市道の交わり」の使い方
あの人と仲が良いの?
市道の交わりだよ。表面的な付き合いで友人とは呼べないね。
だからいつもより礼儀正しかったのね。
親しき中にも礼儀ありだから、僕はいつも礼儀正しいよ。
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「市道の交わり」の例文
- 彼とは仕事上の市道の交わりがあるから、無下にはできない。
- 今日は笑顔で話す気になれないが、取引先の相手で市道の交わりの間柄なので満面の笑みをつくる。
- 市道の交わりの人とは仕事をやめたら疎遠になるだろう。
- 彼は競合他社の社員なので、深く仲良くならず市道の交わりにとめておく。
- 市道の交わりだが、市道の交わりだからこそ年賀状を書く。
つまり、個人的な感情よりも、ビジネスライクで、何かを得るため、または失うことを避けるための交流を表しているんだよ。