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【至貴は爵を待たず】の意味と使い方や例文(出典)

至貴は爵を待たず

「至貴は爵を待たず」の意味(出典)

意味【ことわざ】
至貴は爵を待たず

【読み方】
しきはしゃくをもたず

【意味】
本当の貴さというものは爵位によらない。貴い人間に爵位は必要ないということ。

「爵」は、官位を示す位。
ことわざ博士
「至貴は爵を待たず」という言葉は、真の価値や貴さは外部の肩書きや爵位によるものではない、ということを示しているんだ。
助手ねこ
ほー、それはつまり、本当にすごい人や価値のあるものは、名前や肩書きがどうたらこうたらじゃなくて、その存在自体で輝いてるってことやな。

みたいなのは名前だけの飾りじゃない、ってことやね。やっぱり、中身が大切やな!

【出典】
淮南子えなんじ

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「至貴は爵を待たず」の解説

カンタン!解説
解説

「至貴は爵を待たず」という言葉は、真の価値や素晴らしさは、官位や爵位といった外部の地位やタイトルによって決まるものではない、という意味なんだよ。

簡単に言えば、本当に素晴らしい人や本当に価値のあるものは、肩書きや地位などの外見的なものには頼らないってこと。肩書きや地位だけでなく、お金や名誉、他の人からの評価など、外からもらうものではなく、その人そのものの中にある価値や能力、資質を認めるっていう考え方だね。

「爵」とは、昔の社会での人の地位や階級を示すもので、日本でも明治時代に公・候・伯・子・男の五等級という階級が存在していたんだよ。でも、この言葉は、そういった地位や階級にとらわれず、真の価値は内面にあると教えてくれるんだ。

「至貴は爵を待たず」の使い方

健太
あの人は爵位があるんだよね。
ともこ
だから高貴そうに見えるのね。
健太
至貴は爵を待たずっていうよ。彼は爵位なんかなくても高貴な人間なんだと思うよ。
ともこ
心が見た目にあらわれているのね。
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「至貴は爵を待たず」の例文

例文
  1. 国民栄誉賞なんて意味がない。至貴は爵を待たずだ。
  2. 肩書きにこだわる人がいるが、至貴は爵を待たずというから肩書きで人をはかることはできない。
  3. 地位が高いから高貴なわけではない。至貴は爵を待たずといい、心から高貴な人に地位は必要ない。
  4. 彼のもとに人が集まるのは爵位があるからではなく、至貴は爵を待たずで彼の人徳だ。
  5. 至貴は爵を待たずといわれ、高貴な人は爵位などなくても自然と周りの人から高貴な人と呼ばれ尊敬されるようになる。




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