【ことわざ】
其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し
【読み方】
そのはやきことかぜのごとく、そのしずかなることはやしのごとし
【意味】
何事に対処するにも、時機、情勢に適応し、敏速に行動したり、静止して情況の推移を見守ったりする臨機応変のポイントをいう。孫子の兵法のことば。後に「侵掠すること火の如く、動かざること山の如し。知り難きこと陰の如く、動くこと雷霆の如し」と続く。
【出典】
「孫子」
【類義語】
風林火山(ふうりんかざん)
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「其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し」の使い方
もうすぐ、空手の県大会があるんだ。今度こそ全国への切符を手にしたいんだ。
其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如しよ。これを守れば、あの徳川家康も恐れた武田信玄のように強く戦うことができるわよ。
へえ。風林火山のもとになった言葉だね?風のように早く攻撃を仕掛け、林のように静かにして敵に動きを読ませない!良いこと聞いちゃった!
もう優勝間違いなしね。
「其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し」の例文
- 其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し、お客様の要望にはやく静かに応える、接客を仕事としている私のモットーである。
- 其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し、この戦法でサッカーの試合で相手の意表を突き、二点ゴールすることができた。
- 其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し、いつも静かなのに、いつの間にか会議の主導権を握っている彼のような言葉だ。
- 其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し、犯人に知られないように近づき、迅速に逮捕する、これが警察の仕事です。
- 其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如し、彼女はいつの間にか健太くんに近づき、風のようなはやさで健太くんの心を奪っていった。