【慣用句】
反りが合わない
【読み方】
そりがあわない
【意味】
気心が合わず、しっくりこないようす。
【語源・由来】
「反り」とは刀身の曲がり具合。これが鞘と合わないと刀身が中に収まらない意から転じて。
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「反りが合わない」の使い方
ああ。まただわ。
どうしたの?ともこちゃん。
社会の先生とは反りが合わなくて、なんでだかわからないけれども、やる気が出ないの。それでいつも、社会の成績が最悪な結果になるんだけど、今回もそうだったの。
へえ。優秀なともこちゃんでも、そういう事があるんだね。
「反りが合わない」の例文
- 今度就任した、新しい上司とはどうも反りが合わない。
- 私の息子は、隣の席の子と反りが合わなくて、けんかばかりしているらしい。
- 犬神が猿田に突っかかっているが、犬と猿というだけあって、このふたりはあまり反りが合わないところがあるのかもしれない。
- 私の仕事のパートナーはとても有能だが、人間的には、まるで反りが合わないので大変だ。
- 私は彼を嫌いなわけじゃないんだ、ただ単に反りが合わないだけなんだよ。
- 両親は僕に信仰を強いることはなかったし、僕はキリスト教を信仰しようとしたが、教会とは反りが合わなかったんだ。
「反りが合わない」の文学作品などの用例
女房運が悪くって、最初のには逃げられるし、二度目はそりが合わなくて別れるし、三度目のにはつい先達て死なれてしまったと、眼をうるませ、おろおろ話した。(矢田津世子の鴻ノ巣女房より)