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【水火を通ぜず】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

水火を通ぜず

「水火を通ぜず」の意味(語源由来・出典・類義語)

意味
【ことわざ】
水火を通ぜず

「水火交わる無し」ともいう。

【読み方】
すいかをつうぜず

【意味】
隣近所と付き合わず行き来のないこと。

ことわざ博士
「水火を通ぜず」という言葉は、隣近所との交際がなく、往来が全くない状況を表しているんだよ。

人と人との間に壁があるかのように、一切の交流がない状態を示しているんだ。

助手ねこ
そやな。つまり、「隣近所と全く交流がない状態」を意味してるんやな。水と火のように互いに通じ合わない関係を表してるんやね。

この言葉は、隣人や近所との間に一切の往来がない状況を示してるんや。お互いに壁があるかのような、交流のない状態を言うんや。

【語源・由来】
日常生活に欠かせない水や火さえも、隣近所と融通し合わないということから。

【出典】
漢書かんじょ

【類義語】
・人を射んとせば先ず馬を射よ
・将を射んとせば先ず馬を射よ

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「水火を通ぜず」の解説

カンタン!解説
解説

「水火を通ぜず」という言葉は、隣近所との交流や往来がまったくないことを表すたとえで、日常生活で重要な水や火さえも隣近所と融通し合わないほど、関係が希薄であることを意味しているんだよ。

昔の日本では、隣近所との協力が日常生活において非常に重要であり、水や火を融通し合うことは一般的だったんだね。そのため、「水火を通ぜず」という言葉は、隣近所との関係が極めて希薄で、互いに助け合わない状況を強調しているんだ。

たとえば、隣人との交流がほとんどなく、互いに助け合うことがないような状況や、コミュニティ内での孤立を表すときにこの言葉を使うことができるよ。このことわざは、隣近所との関係がどれほど疎遠であるかを示すために使われるんだね。

「水火を通ぜず」という言葉は、「水火交わる無し」とも表現されることがあり、隣近所との関係が非常に疎遠であることを示す言葉なんだ。このことわざは、地域社会やコミュニティにおける人々の関係性についての洞察を提供してくれるんだ。

「水火を通ぜず」の使い方

ともこ
健太くんは近所の人のことを知っている?
健太
水火を通ぜずだから知らないよ。
ともこ
仲良くしないと災害の時は大変よ。
健太
災害に強い家だから大丈夫。
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「水火を通ぜず」の例文

例文
  1. 町内会にも入らず、水火を通ぜずだ。
  2. 顔を合わせても挨拶をすることなく、水火を通ぜずなので彼のことはよく知りません。
  3. マンション住まいだと水火を通ぜずという人が多く、隣に住む人の性別すら知らないこともある。
  4. 頑固者のおじいさんで、家族とも連絡が途絶え水火を通ぜずだったようだ。
  5. 水火を通ぜずという状況だったので、住人の異変に気付いたのは、新聞受けにたまった新聞からでした。




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