「すまじきものは宮仕え」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
すまじきものは宮仕え
【読み方】
すまじきものはみやづかえ
【意味】
勤めは気苦労が多く、自由も束縛されるのでするものではないという意味。
これは、他人に仕えることの困難さを示す言葉やわ。自分で仕事を選ぶことの大切さや、他人に仕えることの難しい側面を教えてくれるんやな。
【語源・由来】
「宮仕え」とは、古くは宮中に仕えること、宮廷に出仕すること。現代では会社勤めなど広い意味に使用される。
【類義語】
さすまいものは宮仕え
せまじきものは宮仕え
せまじきものは奉公
致すまいものは宮仕え
【英語訳】
The life of a government official is really an unenviable one.
One must put up with all sorts of humiliations when one is in someone else’s service.
Wretched is the lot of a government official!
He is not free that serves others.
「すまじきものは宮仕え」の解説
「すまじきものは宮仕え」ということわざは、他人のために働くこと、特に高い地位の人のために働くことが多くの苦労を伴うという意味です。これを小学生にわかりやすく説明すると、こんな感じになります:
この言葉、「すまじきものは宮仕え」というのはね、昔の言葉で、宮廷や高い地位の人のために働くことは、たくさんの大変なことがあるから、できれば避けた方がいいっていうことを言っているんだよ。
たとえば、昔の話に出てくるように、王様やお姫様のために働く人たちは、いつも厳しいルールに従って、大変な仕事をしなくちゃいけなかったんだね。そういう意味で、宮仕えは大変な仕事とされていたんだ。
このことわざは、他人のために働くことには、いろいろな苦労が伴うということを教えてくれるんだよ。だから、自分のために働くことや、自分の意志で選んだ仕事をすることが大切だっていうことを示しているんだね。自分の幸せを考えて、仕事を選ぶことが重要なんだよ。
「すまじきものは宮仕え」の使い方
「すまじきものは宮仕え」の例文
- モーニングコールのように、早朝に、上司から問い合わせの電話が来るので、すさまじきものは宮仕えだと思った。
- 上司の機嫌次第で、企画が通ったり通らなかったりするなんて、すまじきものは宮仕えなり。
- 会社で上司に怒られ、取引先に嫌味を言われ、電車の中で酔っ払いに吐かれ、すまじきものは宮仕えだ。
- すまじきものは宮仕えとずっと思ってきたので、貯金をため、早期退職して、いまは無人島で自分のために有意義な時間を過ごしている。
- 連日の激務で疲れ、就職活動で会社訪問に来た学生に、思わず、すまじきものは宮仕えといってしまった。