「擂粉木で重箱洗う」の意味(類義語・対義語)
【ことわざ】
擂粉木で重箱洗う
【読み方】
すりこぎでじゅうばこあらう
【意味】
細部に注意を払わず大雑把なことをすること。
適切な道具や方法を使うことの大切さを示してるんやね。無理やりやってもうまくいかへんってことやな。
【類義語】
・重箱で味噌をする
・重箱の隅を杓子で払う
【対義語】
・重箱の隅を楊枝でほじくる
「擂粉木で重箱洗う」の解説
「擂粉木で重箱洗う」ということわざは、適切な方法で物事を行わず、大雑把に行うことを表しているんだ。ここで言う「擂り粉木」は、すり鉢で使う丸い先の棒のこと。通常、この棒は、すり鉢の中で食材をすりつぶすために使われるんだ。
このことわざは、「擂り粉木」で四角い「重箱」を洗おうとする様子から来ているんだよ。重箱の隅々まできれいに洗うのは難しいから、これをやると大雑把になってしまうんだね。だから、この言葉は、物事をきちんとやらず、大雑把に済ませること、あるいは不適切な方法を使って物事を行うことのたとえとして使われるんだよ。
例えば、学校の掃除で隅々まできれいに掃除する代わりに、さっと表面だけを拭いて終わらせるようなことがこれにあたるね。このことわざは、物事をきちんとやる重要性を教えてくれる言葉だよ。
「擂粉木で重箱洗う」の使い方
「擂粉木で重箱洗う」の例文
- 擂粉木で重箱洗うような作業だったので、サラダに虫混入という事態を招いた。
- 梅雨時期は注意しないと、擂粉木で重箱洗うようでは食中毒を発生させかねない。
- 事故原因を調べると、擂粉木で重箱洗うチェック体制が原因だったようだ。
- 調査によると、擂粉木で重箱洗う杜撰な管理だったことがわかった。
- 擂粉木で重箱洗うごとき検査でがんを見落とした。