【ことわざ】
社鼠の患い
【読み方】
しゃそのうれい
【意味】
君主のそばにいる悪心をいだく家臣を取り除きたいが、君主の影にいてどうにもならず胸を痛めること。
「社鼠」は、神社に巣くう鼠。
【出典】
「晏子春秋」
【語源・由来】
神社で暴れまわる鼠を除き去ることができず心配することから。
【類義語】
・鼠は社に憑りて貴し
・城狐社鼠
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「社鼠の患い」の使い方
社長のドラ息子に辞めてもらいたいな。
使えない上に悪影響を及ぼすからたちが悪いのよ。
社鼠の患いだね。
排除したいのに社長の意向でできないわね。
「社鼠の患い」の例文
- この国のためにならない彼をあの地位から外したいが、それができないのが社鼠の患いだ。
- 悪代官と分かっているが、分かっているのに排除できないのは社鼠の患いだ。
- この国にとって彼は害虫のようなものだが、かといってその地位から追いやることもできず社鼠の患いで苦しむ。
- 大統領の親族だから、愚か者でも誰もどうにもできない。しかし国民が不幸になることを思うと社鼠の患いでつらい。
- この国の病巣がだれか分かっているのに手を出せず、社鼠の患いで思い悩む。