【ことわざ】
旅は道連れ世は情け
「旅は道連れ」と略して表される場合もあります。
【読み方】
たびはみちづれよはなさけ
【意味】
旅をするときは誰かと一緒だとお互いに助け合えるように、世の中をわたるのも、お互いに思いやりを持って助け合うことが大事だということ。
「旅」=いっしょに行ってくれる人。「世」=世の中。「情け」=思いやりの心。
【語源・由来】
浅井了意の東海道の仮名草子『東海道名所記』から。昔は旅をするのが大変だったので、一緒に旅をしてくれる人がいると心強かったことから。
【類義語】
・旅は心世は情け
・旅は情け人は心
・旅は人の情け
【英語】
・When shared, joy is doubled and sorrow halved.
・An agreeable companion on the road is as good as a coach.
・just as it is reassuring to have a companion when traveling
・It is important for us to care for each other as we pass through this life.
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「旅は道連れ世は情け」の使い方
ねえ、夏休みの宿題はもう終わった?
もうとっくに終わってるよ。もしかしてまだなの?もう8月30日なのに。
そうなんだよ、だから手伝ってよ。旅は道連れ世は情けっていうでしょ?
全く、そういうときだけ都合いいんだから。
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「旅は道連れ世は情け」の例文
- 旅は道連れ世は情けというのだから、旧友とは老後まで助け合いたい。
- 富士山で下山中、道に迷ってしまった。となりにも道に迷った人がいて、二人で力を合わせて無事下山することができた。旅は道連れ世は情けだ。
- 同じチームになったのだから、みんなで助け合って仲良くしましょう。旅は道連れ世は情けというでよう。
- 旅は道連れ世は情け、とバックパッカーの僕に見知らぬ彼は親切にしてくれた。
- 一人で旅に出るのは不安だが、助け合える人がいれば心強い。旅は道連れ世は情けというように、世の中を生きていくときも、おたがいに思いやりの心をもてば楽しく暮らせるものだ。