【ことわざ】
玉に瑕
【読み方】
たまにきず
【意味】
ほとんど完全で、それさえなければ満点なのにも関わらず、ほんの少しの欠点があること。
【語源・由来】
「論衡(ろんこう)」累害(るいがい)より出典。
「瑕(きず)」とは、宝玉の表面にほんの少しだけついているきずのことで、過去や欠陥という意味もあるとされる。
それさえなければ、完璧なのに、惜しくも本当に少しだけ欠点があるということ。
【類義語】
・白壁の微瑕(はくへきのびか)
【対義語】
・瑕に玉(きずにたま)
【英語訳】
A fly in the ointment.
There are spots even on the sun.
Some faults are almost perfect.
「玉の瑕」ともいう。
「まれに」という意味で使ったり、「偶に瑕」と書いたりすることは誤りなので注意が必要。
また、「瑕に玉」と反対にしてしまっては、意味も反対になってしまうので注意が必要。
また、「瑕に玉」と反対にしてしまっては、意味も反対になってしまうので注意が必要。
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「玉に瑕」の使い方

ともこちゃんは、勉強ができて料理もうまくて、気づかいができて、ピアノの演奏もとても上手だよね。

あら、そんなに褒められると恥ずかしいわ。

本当に素晴らしい人だと思うけど、唯一、歌だけは少し苦手なことが玉に瑕だね。

これから、歌の練習に励むことにするわ。
「玉に瑕」の例文
- 彼は人当たりもよくて、仕事もとてもできるけれど、酒癖が悪いことが玉に瑕だね。
- 彼女は美人で成績も優秀だと聞くけれど、言葉遣いが乱暴なことが玉に瑕で、それさえなければ素敵な女性なのにね。
- 友人は仕事で優秀な成績を収めていて、整った目鼻立ちをしているけれど、次々に恋人が変わることが玉に瑕だよ。