「澹泊の士は必ず濃艶の者の疑う所となる」の意味(出典)
【ことわざ】
澹泊の士は必ず濃艶の者の疑う所となる
【読み方】
たんぱくのしはかならずのうえんのもののうたがうところとなる
【意味】
欲がない淡白な人は、欲深いしつこい人から必ず疑われる。
「澹泊」は、淡白。「濃艶」は、こってりしている。しつこい。
「澹泊の士は必ず濃艶の者の疑う所となる」は、あっさりとして物欲がない人は、華やかで物に執着する人たちから疑われやすい、という意味だよ。
なるほど、それはつまり、「シンプルで欲がない人は、派手好きで物欲強い人からは不思議に思われる」ってことやな。なんでそんなに地味なん?もっと贅沢したら?って思われてしまうんやな。
これは、人それぞれ価値観が違うから、理解し合うのが難しいことを教えてくれるんやな。
【出典】
「菜根譚」
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「澹泊の士は必ず濃艶の者の疑う所となる」の解説
カンタン!解説
「澹泊の士は必ず濃艶の者の疑う所となる」っていうことわざはね、シンプルで物欲がない人は、よく物に執着したり派手な生活を好む人から、疑われたり理解されにくいという意味だよ。
たとえば、お金やモノに興味がなくて、シンプルな生活を好む人がいるとするね。そんな人は、お金をたくさん使って派手な生活を楽しんだり、新しいものをいつも欲しがる人から見ると、ちょっと理解できないかもしれないんだ。だから、その人を疑ったり、なんでそんなにシンプルな生活を選ぶのか、理解できないと思うかもしれないんだよね。
「澹泊」っていうのは、シンプルで物欲がないという意味で、「濃艶」は、華やかで豊かな生活を好むという意味だよ。だから、このことわざは、「シンプルで物欲のない人は、豊かな生活を好む人から理解されにくい」っていうことを教えてくれているんだね。それぞれの生き方にはそれぞれの価値があるっていうことを思い出させてくれるよ。
「澹泊の士は必ず濃艶の者の疑う所となる」の使い方
澹泊の士は必ず濃艶の者の疑う所となるっていうけど、正反対の人から疑われることってあるよね。
自分が常識的で正義と思い込んで、自分と異なる意見の人を疑う人っているわよね。
厄介な人に疑われからまれると面倒だよね。
SNSの世界では日常茶飯事ね。
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「澹泊の士は必ず濃艶の者の疑う所となる」の例文
- 世の中理解者ばかりではない。澹泊の士は必ず濃艶の者の疑う所となるというように、無理解な人もいるから、何と言われようとも正しいと思うならばその道を突き進め。
- 澹泊の士は必ず濃艶の者の疑う所となるので、人生味方ばかりではない。
- 澹泊の士は必ず濃艶の者の疑う所となるというが、だからといって、自分と違う考えの人を誹謗中傷してはいけない。
- 十人十色、いろんな考えがあるが、澹泊の士は必ず濃艶の者の疑う所となるように、考えの違いから疑い疑われ諍いが生じることがままある。
- 全員に理解してもらおうと思わない方がいい。澹泊の士は必ず濃艶の者の疑う所となるといい、理解できず疑いの心を持つものは必ずいる。