「陳陳相因る」の意味(語源由来・出典・故事)
【ことわざ】
陳陳相因る
【読み方】
ちんちんあいよる
【意味】
ありきたりで新鮮味がないこと。
なるほど、それは「何かがありふれて新鮮味がない」ってことやな。
例えば、同じようなことばっかり言ってて、何も新しさがないって状況を指すんやな。新鮮なアイデアや考えが無いと、人を引きつける力が無くなる、ということを教えてくれる言葉やな。
【語源由来】
豊作が続き、倉庫に余った古い米が積み残されるという意から。
【出典】
「史記」
【故事】
中国漢の建国以来七十年余り、国家は何の災いもなく豊作が続いたので、食糧倉庫には食料があふれて外に野積みにされ、ついには腐ってしまって食べられなくなったという故事から。
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「陳陳相因る」の解説
カンタン!解説
「陳陳相因る」っていうことわざはね、何度も何度も同じようなことを繰り返して、もう新鮮味が全くないっていう意味だよ。
たとえばね、テレビの番組で、同じような企画や内容が何度も続いて、もう面白さが全く感じられなくなったときとかに使うんだ。「あー、また同じような内容の番組だな」って感じで、何か新しいこと、違うことが欲しいと思うときにピッタリのことわざなんだ。
出典は「史記」っていう古い中国の歴史書なんだけど、もともとは長く続く同じ状況や事象を表していたんだ。でも、今はもう一つ退屈で、何も新しいことがないっていう意味に使われることが多いよ。だから、「陳陳相因る」っていうことわざは、新鮮味がない、もう何も新しさが感じられないという状況を指しているんだね。
「陳陳相因る」の使い方
ともこちゃん。このアイディアはどうかな。
陳陳相因るアイディアね。
手厳しいなあ。
厳しさは優しさの裏返しよ。もっといいアイディアを考えてね。
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「陳陳相因る」の例文
- ここにある絵はすべて、陳陳相因る題材で新しさがない。
- 彼のプロポーズの言葉は陳陳相因るものだったが、十分心に響いた。
- 陳陳相因りおもしろくないので、奇抜で斬新なものにしたい。
- 陳陳相因る趣味ばかりで、人に語れるものではない。
- 普通の陳陳相因る人生だったが、とても幸せだった。
つまり、独特な要素や面白みが欠け、通常通りの、平凡なものを指すんだよ。