【ことわざ】
鶴は千年、亀は万年
【読み方】
つるはせんねん、かめはまんねん
【意味】
長寿で極めてめでたいことを祝うことば。
【出典】
中国の「神仙譚」より。
神仙とは、神または仙人のことで神通力(何事でもなしえる不思議な力)をえた仙人のことをいいます。神仙思想は中国の古代の神秘思想で山東省の神山信仰として不老長寿の薬を求めいろいろな術を生みました。
【語源・由来】
鶴と亀は寿命が長い代表で、めでたいものとされていることから、縁起の良い賀寿などの際に使われる。鶴は千年生きる、亀は一万年生きる、ということから。
実際の寿命は、鶴がタンチョウヅルで20~30年、亀はゾウガメで100~200年といわれている。
【類義語】
・亀鶴之寿
【英語】
Crane lives a thousand year and turtle lives a hundred thousand years.
【スポンサーリンク】
「鶴は千年、亀は万年」の使い方
明日は敬老の日でお休みね。
町内で百歳を越えるおばあちゃんのお祝いがあるんだ。
鶴は千年、亀は万年、おめでたいわ。
そうだね。でもなんで鶴と亀なのかな?
【スポンサーリンク】
「鶴は千年、亀は万年」の例文
- 健康で百歳を迎えられれば、鶴は千年、亀は万年で喜ばしいことです。
- 昔は百歳を超える年齢の方は数人でした。現在は鶴は千年、亀は万年で5万人以上いるそうです。
- ぼくのひいばあちゃんが、百歳の誕生日をむかえた。鶴は千年、亀は万年で、おめでたい。
- 寿命が延びるのは良いことです。健康年齢もできるだけ寿命に近づけば、本当に鶴は千年、亀は万年でおめでたいと思います。
- 鶴は千年、亀は万年といえばおめでたいと思いますが、痴呆症(ちほうしょう)になったりするとご家族は大変でしょうね。
一口メモ
地球には、平均年齢200歳以上の動物がいます。
太平洋沿岸部に生息する赤ウニは寿命が200年といわれています。ホッキョククジラは平均で200歳くらい、北極海に住むニシオンデンザメは平均で250年以上、南極の海綿動物は千年以上でベニクラゲにいたっては計測不能です。