「飢えに臨みて苗を植うる如し」の意味(語源由来・類義語・対義語)
【ことわざ】
飢えに臨みて苗を植うる如し
【読み方】
うえにのぞみてなえをううるごとし
【意味】
必要になってから準備をしても手遅れであることのたとえ。
「飢えに臨みて苗を植うる如し」ということわざは、問題が起こってから慌てて対策を始めても手遅れで、役に立たないという意味があるんだ。
あーなるほどな。つまり、困ったことが起きてから焦って対策するんじゃ、もう遅いってことやな。
食べもんがなくなってから種を植えても、それが育つまでには時間がかかるから、すぐの飢餓には間に合わへんってわけか。問題が起きる前に予防や準備をすることの大切さを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
食べ物がなくなってから苗を植えるのでは、今この瞬間の飢えに間に合わない意から。
【類義語】
・渇して井を穿つ
・戦を見て矢を矧ぐ
・泥棒を捕らえて縄を綯う
【対義語】
・転ばぬ先の杖
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「飢えに臨みて苗を植うる如し」の解説
カンタン!解説
「飢えに臨みて苗を植うる如し」っていうことわざは、つまり、問題が起こったあとで、慌てて準備を始めても、手遅れで何の役にも立たないよ、っていう意味なんだ。
例えばね、テスト前日になってから「あ、勉強しなきゃ!」ってなって、一晩で全部覚えようとするのは、このことわざのような状況なんだよ。もし、事前にちゃんと勉強しておけば、テストの前日に慌てることもないし、結果もきっと良くなるだろうね。
このことわざは、本当にお腹が空いてしまってから種を植えても、すぐには食べ物ができないよね、だから先手を打つことが大切だよ、って教えてくれているんだよ。だから、「飢えに臨みて苗を植うる如し」は、事前の準備の大切さを教えてくれる言葉なんだね。
「飢えに臨みて苗を植うる如し」の使い方
断水中なんだって。どうしよう水をためないと。
飢えに臨みて苗を植うる如しね。ためようにも断水しているんだってば。
ええーっ。トイレもお風呂も御飯もどうしよう。
トイレは川の水をくむにしても、御飯は困るわね。やっぱり備えあれば患いなしよね。
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「飢えに臨みて苗を植うる如し」の例文
- 受験直前に焦って勉強しても飢えに臨みて苗を植うる如しだから、夏休みの今必死になれ。
- 飢えに臨みて苗を植うる如しではチャンスを逃す。前もって備えておけばチャンスをつかむことも可能だ。
- 感染してからワクチンを接種しても、飢えに臨みて苗を植うる如しで手遅れだよ。
- 超大型台風が接近してから買い物に行っても飢えに臨みて苗を植うる如しだ。もう商品は買い尽くされた後だろう。
- だからSECOMに入っておけって言ったのに。飢えに臨みて苗を植うる如しだな。しかも強盗を目の前にしてSECOMに契約の電話をしてどうする。いまするべきは警察だろう。