「馬は馬方」の意味(語源由来・類義語・対義語)
【ことわざ】
馬は馬方
【読み方】
うまはうまかた
【意味】
何事も専門家に任せるのが一番だということ。
その道の専門家は、その分野についての深い知識や経験を持ってるから、他の人とは違う特別な存在やってことやな。これは、専門家の大切さやその存在価値を教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
「馬方」は、駄馬を引いて、客や荷物を運ぶことを業とする人。うまおい。まご。
素人が馬を扱うと、馬は言うことを聞かないが、専門家が扱えば、馬を意のままにできることから。
【類義語】
・悪魔は悪魔を知る
・海の事は舟子に問え山の事は樵夫に問え
・海の事は漁師に問え
・刀は刀屋
・芸は道によって賢し
・酒は酒屋に茶は茶屋に
・蛇の道は朽縄が知る
・蛇の道は蛇
・商売は道によって賢し
・田作る道は農に問え
・船は船頭に任せよ
・仏の沙汰は僧が知る
・餅は餅屋
・病は医者歌は公家
・山の事は樵に聞け
・弓矢の道は武士が知る
・弱くても相撲取り
・人は道によって賢し
【対義語】
・左官の垣根
「馬は馬方」の解説
「馬は馬方」っていうことわざは、それぞれの専門分野にはその分野のプロ、つまり専門家だけができる特別なスキルや知識があるっていう意味だよ。
例えば、パソコンが壊れて困っている時に、普通の人が修理しようとしてもうまくいかないけど、パソコン修理の専門家がやればすぐに直せるよね。それと同じで、「馬方」っていうのは馬を扱う専門家のことを指すんだ。つまり、普通の人が馬をコントロールしようとしてもうまくいかないけど、馬方がやればすぐに馬をうまく動かせるんだよ。
だから、「馬は馬方」ってことわざは、専門家の力の凄さと、専門知識の大切さを教えてくれるんだね。それぞれの分野にはプロがいて、そのプロが持っているスキルや知識を尊重しなければいけないっていうことを伝えているんだよ。
「馬は馬方」の使い方
「馬は馬方」の例文
- 馬は馬方というから、お金が掛かってでも機械の修理は専門家に頼んだ方が良い。
- いくらあまり便りのない彼でも、自分の出身地の案内をさせたら天下一品である。やはり馬は馬方だ。
- 馬は馬方とはいえ、未知の細菌に対する対策は、我々でも分かりかねてしまいます。
- 馬は馬方というのだから、娘の気持ちは同じ女性である母親の方がよく分かるんではないだろうか。