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【馬の耳に風】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語)

馬の耳に風

「馬の耳に風」の意味(語源由来・類義語・英語)

意味【ことわざ】

馬の耳に風

【読み方】

うまのみみにかぜ

【意味】

人の意見に少しも感せず、聞き流していることのたとえ。馬耳東風。

ことわざ博士
「馬の耳に風」ということわざはね、どんなにアドバイスをしても全く効果がない状況を表す言葉なんだよ。
助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「どんなにアドバイスしても全く効き目がない」ってことやな。

まるで馬にありがたいことを話しても、馬には理解できへんように、何度人に言っても全く効果がない状況を言うんやな。これは、語りかけても全く通じない相手のたとえやな。

【語源・由来】

馬は耳に風を受けても感じないことから。

【類義語】
・犬に念仏猫に経
・犬に論語
・兎に祭文
・牛に経文
・牛に説法馬に銭
・牛に対して琴を弾ず
・馬に経文
・馬の耳に念仏
・蛙の面に水
・馬耳東風
・豚に念仏猫に経
・柳に風

【英語】
・To talk to the wind.
・In at one ear and out at the other.

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「馬の耳に風」の解説

カンタン!解説
解説

「馬の耳に風」っていうことわざは、どんなに大切な話やアドバイスをしても、相手に全く伝わらない、または理解してもらえない状況を表しているんだよ。

例えばね、お母さんが「もう夜遅いから、ゲームをやめて早く寝なさい」って言っても、その言葉が全く頭に入らず、結局ゲームを続けてしまうような時、それはまさに「馬の耳に風」っていう状況だよ。

「馬の耳に風」っていうのは、文字通りには「風が馬の耳を通り過ぎる」って意味だけど、ことわざとしては「人の言葉が相手の耳を通り過ぎる」、つまり相手には全く響かない、っていう意味になるんだよ。だから、このことわざは、大切なことを伝える時には、ただ言葉を投げかけるだけじゃなくて、相手がちゃんと理解できるように工夫することの大切さを教えてくれているんだね。

「馬の耳に風」の使い方

健太
僕のお母さんは近頃、自動車の運転免許を取りに教習所に通っているんだ。
ともこ
それはいいじゃない。でも、君のお母さんは昔自動車に乗っていなかったかしら?見た事がある様な気がするんだけど。
健太
そうなんだよ。昔も運転免許は持っていたんだけど、一度大きな事故を起こして免許取り消しになったんだ。運転下手だしもう乗らない方が良いと忠告しているんだけど。
ともこ
何を言っても、馬の耳に風って訳ね。もう二度と事故を起こさなければ良いけれど、家族としては心配よね。
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「馬の耳に風」の例文

例文
  1. 命知らずの彼に、いかにそのスポットが危険だから行かない方が良いと忠告したところで、馬の耳に風といったところだ。
  2. どうせ馬の耳に風だろうし、彼らの結婚を反対しても意味が無いだろう。
  3. 馬の耳に風だからと、はなから指導やアドバイスをしないのは、親としてどうかと思うよ。
  4. 馬の耳に風のように、どんな周りの意見にも動じない彼の頑固な性格は、ある意味見習いたいところだ。

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