「馬も買わずに鞍を買う」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
馬も買わずに鞍を買う
【読み方】
うまもかわずにくらをかう
【意味】
物事の順序や段取りがあべこべなこと。
まずは大切なことから先にやるべきやのに、そこを飛ばして先走ってしまうことを指すんやな。これは、物事の進め方の順序に注意を払うべきだって教えてくれることわざやな。
【語源・由来】
通常、馬を買ってからその馬に合う鞍を買うが、先に鞍を買ってから馬を買い、順序がおかしいことから。
【類義語】
・馬の前に荷車をつけるな
・本末転倒
「馬も買わずに鞍を買う」の解説
「馬も買わずに鞍を買う」っていうことわざはね、物事の順番を間違えて、大切な部分を忘れて、先に細かい部分に気を取られてしまうことを表しているんだよ。
例えばね、ゲームを始める前に、最初に攻略法を調べてしまったり、ピクニックに行く前にお菓子をたくさん買ったけど、実はピクニックに行く車がなかった、なんてことさ。馬をまだ買ってないのに、鞍(馬に乗るための道具)を先に買ってしまうなんて、おかしな順番だよね。
だから、「馬も買わずに鞍を買う」ってことわざは、大事なことを忘れて、細かいことばかりに気を取られてしまうと、結局は何もできなくなってしまうっていう教えを伝えているんだよ。物事を進めるときは、ちゃんと大事な部分から順番にやることが大切だよってことを教えてくれているんだね。
「馬も買わずに鞍を買う」の使い方
「馬も買わずに鞍を買う」の例文
- 子供がまだ三輪車にも乗れていないのに、自転車を買い与えるなんて馬も買わずに鞍を買うようなものだ。
- 君は変わった料理の仕方をするね。馬も買わずに鞍を買うで、全ての調味料を入れたあとに火にかけるだなんて、変わっているよ。
- まだ結婚する相手はいないが、念のため指輪を買っておこうと思ったら馬も買わずに鞍を買うものだと咎められた。