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【牛は牛連れ、馬は馬連れ】の意味と使い方や例文!語源由来は?(類義語・対義語・英語)

牛は牛連れ、馬は馬連れ

【ことわざ】
牛は牛連れ、馬は馬連れ

【読み方】
うしはうしづれ、うまはうまづれ

【意味】
同じような性質のものは自然に集まりやすいこと。また、似た者どうしで物事を行うと、調和がとれてうまくいくこと。

ことわざ博士
「牛は牛連れ、馬は馬連れ」は、同類のものが自然に連れ立つという考えを表すよ。
助手ねこ
性格・立場・考え方などが似た人どうしが集まる場面や、似た者どうしで組むとうまくいく場面で用いるニャン。

【英語】
・birds of a feather flock together(似た者どうしは集まる)

【類義語】
・類は友を呼ぶ(るいはともをよぶ)
・同気相求む(どうきあいもとむ)
・似た者夫婦(にたものふうふ)

【対義語】
・水と油(みずとあぶら)

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「牛は牛連れ、馬は馬連れ」の語源・由来

ことわざを深掘り

「牛は牛連れ、馬は馬連れ」は、牛は牛どうし、馬は馬どうしで連れ立つという、動物の群れ方を人間関係に重ねたことわざです。同じ種類の動物が群れる姿から、似た者どうしが自然に仲間を作る人間の様子を表すようになりました。

このことわざの要点は、単に「似た人が集まる」というだけではありません。同じような性質や立場の者が一緒にいると、互いに分かり合いやすく、物事がうまく進みやすいという意味も含みます。

古い形として重要なのは、「牛は牛連れ」だけでなく、「馬は馬連れ」と並べた言い方です。牛と馬という、どちらも人の生活に身近だった家畜を対にして、同類が同類と連れ立つことを分かりやすく言い表しています。

室町時代の抄物(しょうもの)である『土井本周易抄(どいぼんしゅうえきしょう)』(1477年成立、柏舟宗講)には、「馬は馬づれ、牛は牛つれ、僧は僧、俗は俗と申し通じさうと心得ぞ」という用例が出てきます。ここでは、馬は馬、牛は牛、僧は僧、俗人は俗人というように、同じ仲間どうしで通じ合うものだという考えが述べられています。

この用例では、現在の見出しと語順が少し異なり、「馬は馬づれ、牛は牛つれ」となっています。けれども、似た者どうしが自然に連れ立つという発想は、現在の「牛は牛連れ、馬は馬連れ」と同じです。

また、江戸時代前期の仮名草子(かなぞうし)『清水物語(きよみずものがたり)』(1638年・江戸時代前期、朝山意林庵作)にも、このことわざの出典として伝わる用例があります。『清水物語』は、清水寺に参詣した場面を借り、さまざまな人物の問答を通して、学問・政治・風俗などを語る作品です。

『清水物語』の時代には、仮名で書かれた読み物が広まり、教訓や世の中の見方をやさしい形で伝える作品が多く作られました。このことわざも、同類が集まり、身分や性分に応じた者どうしが連れ立てば調和しやすい、という教訓として受け止められていました。

「牛は牛連れ」と「馬は馬連れ」は、それぞれ単独でも使われます。二つを並べることで、同じ種類のものは同じ種類のものと結びつくという意味が、いっそうはっきりします。

「類は友を呼ぶ」と似ていますが、「牛は牛連れ、馬は馬連れ」は、牛と馬という具体的な動物の姿を用いるため、場面が目に浮かびやすいことわざです。似た者どうしが集まるという意味だけでなく、似た者どうしで行動すると無理が少なく、調和がとれるという含みをもつ点にも特徴があります。

現在では、友人関係、仕事の仲間、趣味の集まり、夫婦や共同作業など、似た性質の人たちが自然に集まる場面に使います。相手をからかうように使う場合もありますが、もとの意味をふまえると、同じような者どうしが集まることで物事がうまく運ぶ、という落ち着いた教訓を含むことわざです。

「牛は牛連れ、馬は馬連れ」の使い方

健太
昨日、公園でサッカーのシュート練習をしてたら、同じクラブの仲間が自然とたくさん集まったんだ!
ともこ
みんな本当にサッカーが大好きだから、申し合わせたわけでもないのに引き寄せられるように集まったんだね。
健太
うん、やっぱり同じスポーツをやっている友達と一緒に練習するのが、一番話も合うし練習も盛り上がるよ。
ともこ
まさに牛は牛連れ、馬は馬連れだね、気の合う仲間同士が一緒にがんばるのが、一番楽しくてうまくいく近道なんだね。
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「牛は牛連れ、馬は馬連れ」の例文

例文
  • 読書が好きな人たちが図書室に集まり、牛は牛連れ、馬は馬連れだと感じた。
  • 職場では、細かい作業が得意な者どうしが自然に組み、牛は牛連れ、馬は馬連れで仕事が進んだ。
  • 休日になると釣り好きの友人ばかりが集まるので、牛は牛連れ、馬は馬連れというものだ。
  • 穏やかな性格の二人が一緒にいると場がなごみ、牛は牛連れ、馬は馬連れのよさが分かる。
  • 同じ目標をもつ生徒たちが放課後に勉強会を開くのは、牛は牛連れ、馬は馬連れの例といえる。
  • 町内の祭りでは、料理が得意な人たちが台所を担当し、牛は牛連れ、馬は馬連れで準備がうまく進んだ。

主な参考文献
・日本国語大辞典第二版編集委員会・小学館国語辞典編集部編『日本国語大辞典 第二版』小学館、2000〜2002年。
・北村孝一編『ことわざを知る辞典』小学館、2018年。
・円満字二郎編『故事成語を知る辞典』小学館、2018年。
・朝山意林庵『清水物語』1638年。
・柏舟宗講『土井本周易抄』1477年成立。
・Cambridge University Press『Cambridge Advanced Learner’s Dictionary & Thesaurus』。





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