「馬に乗るとも口車に乗るな」の意味(類義語)
【ことわざ】
馬に乗るとも口車に乗るな
【読み方】
うまにのるともくちぐるまにのるな
【意味】
馬に乗っても被害は何もないが、口先だけの巧みな言いまわしに乗るとだまされることになるから注意するべきだということ。
うまい話には気をつけよという戒め。
「口車」とは、口先だけの巧みな言いまわし。
「馬に乗るとも口車に乗るな」ということわざは、馬に乗ることは安全だけれど、説得力のある話や巧妙な言葉にだまされてしまうと、大きな問題になる可能性があるという警告を伝えているんだ。
なるほどな。要するに、「どんなに説得力のある話でも、気をつけてばっかり乗っちゃいかん」ってことやな。
馬に乗ったら何も問題ないけど、そんなにも聞こえのいい話に乗っちゃうと、後で悔いることになるかもしれんてな。うまい話には十分気をつけることが大切やな。
【類義語】
・石車に乗っても口車に乗るな
・煽てと畚には乗りやすい
・煽てと畚には乗るな
・煽てと畚には馬鹿が乗る
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「馬に乗るとも口車に乗るな」の解説
カンタン!解説
「馬に乗るとも口車に乗るな」っていうことわざは、馬には乗ってもいいけど、人の巧妙な言葉には乗っちゃだめだよ、という意味だよ。これは、人がうまい話や巧みな言葉にだまされないように注意しろっていう、教えを伝えているんだ。
「口車」っていうのは、人をだますために使う巧みな言葉のことを指すんだ。だから、「口車に乗る」っていうのは、他人の巧みな言葉にだまされて、うっかりその人の言う通りに行動してしまうことを意味しているよ。
例えばね、誰かが「このゲームはすごく楽しいよ、絶対に買った方がいい!」って言ってきたとき、その人の言葉に乗ってすぐにそのゲームを買ったら、実はそのゲームは全然面白くなかった、ということがあるかもしれないんだ。
だから、このことわざは、人の言葉には簡単に乗らないで、自分でしっかり考えて行動することが大切だと教えてくれているんだよね。
「馬に乗るとも口車に乗るな」の使い方
この前、家に帰ったらお母さんが随分上機嫌だから話を聞いてみたら、エステに通おうか考えているらしいんだ。
あら、それはいいじゃない。綺麗になれるし、応援してあげたら?
でも、金額がビックリする程高額だったんだよ。どうやら結構煽てられたみたいだったから、馬に乗るとも口車に乗るなと言っておいたんだけど。
女性として綺麗で居続けたい気持ちは分かるけれど、あまり高額すぎるのは心配になるわね。
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「馬に乗るとも口車に乗るな」の例文
- 彼は騙されやすい性格だから、買い物に行くのは良いけれど馬に乗るとも口車に乗るな、と伝えておいた。
- 馬に乗るとも口車に乗るなと言われなくても、私は非常に用心深い性格なので心配は無用ですよ。
- 出発前に仲間に、馬に乗るとも口車に乗るなと言われていたのに、まんまとあいつらに騙されて情けない。
「口車」の由来は、「車輪のようによく回る(言い回す)」という説と、「人を言いくるめて騙すことを乗せると表現したから」という説があります。何れにしても、「車」に関連した例えをした事からとされています。