【ことわざ】
鵜の真似をする烏
「鵜の真似する烏」ともいう。
【読み方】
うのまねをするからす
【意味】
自分の能力や身のほどを知らず、人のまねをして失敗する者のたとえ。
【語源・由来】
鵜のまねをして水をくぐる烏はおぼれるの意から。
【類義語】
・烏が鵜の真似
・鵜の真似する烏水に溺れる
・鵜の真似する烏は大水を飲む
・鸚鵡の人真似
・雁が飛べば石亀も地団駄
・人真似すれば大水食らう
・人真似すれば過ちとする
・身の程を知る
・顰に倣う(ひそみにならう)
【英語訳】
・The jay is unmeet for a fiddle.
・People ruin themselves by trying to ape their betters.
・Trying to ape your betters leads only to failure.
・Crow to imitate cormorant.
・It is impossible. Know thyself.
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「鵜の真似をする烏」の使い方
困っちゃったよ。隣の家の女の子がさ~、最近新しくできた塾に通い出したらすごく成績がアップしたらしくて、お母さんがおんなじ塾に通わせようとするんだ。
ふふふ、健太君も成績アップするかもよ?
その塾、電車に乗って隣の町まで行くんだよ。そんなの通うだけで疲れちゃって勉強する気も起きなくなるよ!
まあ確かに、本人にその気が起きないのに無理強いさせても、鵜の真似をする烏で成績アップは難しいかもね。
「鵜の真似をする烏」の例文
- 僕の妹が男にモテようとして、有名な雑誌のモデルと同じヘアスタイルとメイク、洋服や小物、何から何まで真似してみたけど、全然似合ってなくて鵜の真似をする烏になってしまった。
- 投資書を1冊読んだだけなのに、プロの投資家を気取って株の取り引きを始めたが、鵜の真似をする烏でさっぱり利益が出せなかった。
- インターネットで情報を集めただけなのに専門家を気取るなんて、鵜の真似をする烏になるだけだし、すぐにボロが出るからやめた方が良い。