「魚の水を得たるが如し」の意味(語源由来・出典・類義語・対義語)
【ことわざ】
魚の水を得たるが如し
「魚の水を得たよう」ともいう。
【読み方】
うおのみずをえたるがごとし
【意味】
親密な交際や間柄のたとえ。なくてはならぬものに巡り合えたさま。また、活躍にふさわしい時機を得て生き生きとしているさま。
つまり、まずは、「魚が水から離れられへんように、仲が良くて切っても切れない関係」ってことやな。
それともう一つは、「つらい状況を乗り越えて、元気に活躍できるようになる」って意味もあるんやな。そんな二つの意味が一つのことわざに詰まってるんやね、これは。
魚が水中に放たれると、元気よく泳ぐことから。
【出典】
『三国志』
【類義語】
・水に放たれた魚のよう
・水を得た魚のよう
・水魚の交わり
【対義語】
・魚の水を離れたよう
・陸に上がった魚
・陸に上がった河童
・陸へ上がった船頭
・木から落ちた猿
・水を離れた魚
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「魚の水を得たるが如し」の解説
カンタン!解説
「魚の水を得たるが如し」っていう表現はね、魚が水に戻るって考えてみて。それは魚にとって最高の状態だよね?それがこの表現の意味なんだ。このことわざは2つの意味があるんだよ。
1つ目は、すごく親しい関係を表すこと。つまり、魚と水のように、離れることができないほどに親しい関係を意味しているんだ。例えば、親友や家族との関係を指すことが多いよ。
2つ目の意味は、困難な状況から抜け出して、大活躍できるようになったことを表しているんだ。つまり、魚が水を得て、本当に活躍できるようになるっていうことだね。
だから、「魚の水を得たるが如し」って言うときは、超親密な関係を表すか、困難な状況から抜け出して大活躍できる状況を表すんだよ。
「魚の水を得たるが如し」の使い方
先日の授業参観に、君のご両親が来ていたね。
そうなのよ。夫婦仲良いのは良いんだけれど、なんだか少し照れくさかったわ。
まさに二人の関係は、魚の水を得たるが如しといったところだね。羨ましいよ。
そう言ってくれると私も嬉しいわ。
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「魚の水を得たるが如し」の例文
- 彼らは実は幼なじみで、お互い信頼し合っているんだ。魚の水を得たるが如しの関係だよ。
- 僕は昔から、魚の水を得たるが如しのような夫婦関係に憧れている。
- 取引先のあの会社と弊社とは長年の付き合いで、魚の水を得たるが如しだ。
- 北海道出身の彼は、スキー場のゲレンデに立つと魚の水を得たるが如しのようだ。
- 魚の水を得たるが如しで、学生時代の部活動のスポーツであればのびのびできる。
二つ目は、困難な状況から抜け出し、本領を発揮できるようになることを示しているんだ。