「怨みほど恩を思え」の意味(語源由来)
【ことわざ】
怨みほど恩を思え
【読み方】
うらみほどおんをおもえ
【意味】
人への怨みと同じくらいに恩を忘れないようにするべきだという教え。
「怨みほど恩を思え」ということわざは、恨みは忘れずに覚えていることが多いけれど、それと同じように、恩も決して忘れないようにしましょう、という意味があるんだよ。
なるほどな。つまり、人は恨みをずっと覚えているけど、同じくらいに恩もしっかり覚えておくべきやってことやな。
ひとつの教訓がええ感じにもう一つの教訓を生んでる感じやな。
怨みは忘れにくいものだが、受けた恩はすぐに忘れることから。
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「怨みほど恩を思え」の解説
カンタン!解説
「怨みほど恩を思え」っていうことわざは、ひとが自分に悪いことをしたときのことをよく覚えているように、同じくらい人が自分に良いことをしたときのことも大切に覚えておこう、という意味だよ。
例えば、誰かが自分にイヤなことをしたとき、それはすぐには忘れられないよね。でも、それと同じくらい、誰かが自分のために優しいことをしたときのことも、しっかりと心に刻んでおくことが大切だよ。それが「怨みほど恩を思え」っていうことわざの教えなんだ。
「怨み」は誰かが自分に悪いことをしたときの感情を、「恩を思え」は誰かが自分に優しいことをしたときの感謝の気持ちを覚えておくことを意味しているよ。だから、このことわざは、人に感謝の気持ちを忘れずに、いつも心に留めておくことの大切さを教えてくれているんだよね。
「怨みほど恩を思え」の使い方
健太くんは、在学中は先生にとてもお世話になったわよね。
そうだっけ?忘れちゃったよ。先生が僕のことを信用しないで疑ったことは覚えているけど。
怨みほど恩を思えというわよ。受けた恩も忘れてはいけないものよ。
そう言われれば世話になった気もするよ。でもあの事件で、先生への感謝の気持ちは帳消しになってしまったんだ。
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「怨みほど恩を思え」の例文
- 人からほどこされた恩は生涯忘れてはいけない。怨みほど恩を思えだ。
- 不思議と悲しみや憎しみは忘れないもので、嬉しいことや感謝の気持ちは忘れがちだから怨みほど恩を思えを常に心がける。
- 受けた恩を忘れるとは動物並だな。人間なら怨みほど恩を思え。
- 怨みほど恩を思えというが、憎しみが心を占めると不幸になるから感謝の気持ちで満たしていた方が良い。
- 憎しみは人を悪に変えるが、感謝の気持ちは善に変える。怨みほど恩を思えで、感謝の気持ちは常に持っていた方が良い。