【ことわざ】
牛も千里、馬も千里
【読み方】
うしもせんり、うまもせんり
【意味】
早くても遅くても、もしくは上手でも下手でも、行き着く結果は同じだから慌てる必要はないという事。
また得手不得手が合ったとしても、地道に努力を続ければ目標が達成できるという事。
「千里」とは、1000里のことで、日本古来から続く距離を表す単位であり、遥か遠い距離を表す比喩表現です。具体的には「1里」とは日本では約3.9kmですので、「1000里」ですと約3900kmになります。元は1時間歩いた距離を1里として、その距離はしっかりと決まってはいなかったのですが、混乱を招いてしまうと言う理由から豊臣秀吉や徳川家康によって、1里=36町(≒3927m)と定められるようになりました。
【語源・由来】
歩くのが遅い牛であっても、早く走る馬であっても、いずれは同じ目的地に着く事から。
【類義語】
・早い馬も千里、のろい牛も千里
・早牛も淀、遅牛も淀
・早舟も淀、遅舟も淀
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「牛も千里、馬も千里」の使い方

彼女はいつも成績がトップだね。頭が相当良いんだろうね。

本当ね、彼女は記憶力が優れているのかもしれないね。羨ましいわ。

僕も彼女みたいに賢くなりたいから、今日から毎日6時間勉強するんだ。

そんなに焦っても意味が無いわよ。牛も千里、馬も千里というし着実に毎日やっていきましょ。
「牛も千里、馬も千里」の例文
- 牛も千里、馬も千里だから、急いで車を飛ばさずに安全運転で行って欲しい。
- 牛も千里、馬も千里だから、いくら自分の子供の成長に不安を覚えても、焦る必要は無いですよ。
- どんなに時間がかかっても、登頂する事に意味があるのだからゆっくりと行こう。牛も千里、馬も千里でいずれ着くだろう。
- 牛も千里、馬も千里とはいうが、隣で優秀な同僚が仕事をこなしている様を見ると、どうしても気が滅入ってしまうんだ。
- 牛も千里、馬も千里というので周りの事は気にせずに、自分のことにだけ集中すれば良いよ。