【ことわざ】
柳に風
「風に柳」。「柳に風と受け流す」ともいう。
【読み方】
やなぎにかぜ
【意味】
柳が風になびくように、逆らわなければ災いを受けないということ。
相手に逆らわず、さらりと受け流してあしらうことのたとえ。
【類義語】
馬の耳に風(うまのみみにかぜ)
柳に雪折れなし(やなぎにゆきおれなし)
柳に受ける(やなぎにうける)
「暖簾に腕押し(のれんにうでおし)」ということわざと混同されることがあります。「暖簾・・」は、どうやってもまるで手応えがなく、張り合いもないことをたとえています。主に対象者に対する自己の感情を表現したものです。「柳に風」とは少し違った使い方になります。
【英語訳】
No reply is best.
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「柳に風」の使い方
健太君、私達のグループに入って自由研究しましょうよ。
そうだね。それもいいかも。
あらいやだ、柳に風って雰囲気ね。いやならいいのよ誘わないから。
いや、そんなことはありません。ぜひグループに入れて下さい。
「柳に風」の例文
- 今月は営業成績が不振で課長が怒っているらしい。緊急会議が開かれるらしいが柳に風を決め込んでおいた方が良さそうだ。
- 終盤の相手の猛攻に耐えて、まるで柳に風のようなディフェンスで守りきり大事な勝利をつかみました。
- 朝から苦情が殺到(さっとう)しているのに、あいつは柳に風とこなしていく、俺にはできないな。
- こんな不況にもあの会社はしたたかに生き抜いている。柳に風というか爽やかなにも感じる、我が社も負けてられない。
まとめ
柳に風と対応したいことがありますが、どうしても感情的になってしまします。時として大人の対応が必要な場面があります。つい相手と真っ向から対立する、人間として修行が足りないのでしょう。でもいつかはその境地になってみたいものです。