「柳の下の泥鰌」の意味
【ことわざ】
柳の下の泥鰌
【読み方】
やなぎのしたのどじょう
【意味】
一度うまいことがあって味をしめても、同じようなことは何度も起こらないという意味。
一回成功したからと言って、それがそのまま次回も成功するわけじゃないんやな。これは、過去の成功に安心せず、常に努力を続ける必要があるんやな。
【語源由来】
一度柳の下でたまたま泥鰌をとったからといって、同じ柳の下でまた見つかるとは限らないことから。
【類義語】
・いつも柳の下に泥鰌は居らぬ
・株を守りて兎を待つ
・来るたびに買い餅
・朔日毎に餅は食えぬ
・二匹目の泥鰌を狙う
・柳の下にいつも泥鰌はいない
【対義語】
・一度あることは二度ある
・二度あることは三度ある
【英語訳】
A fox isn’t caught twice in the same snare.
There are no birds of this year in last year’s nests.
Good luck does not always repeat itself.
「柳の下の泥鰌」の使い方
「柳の下の泥鰌」の例文
- 柳の下の泥鰌という言葉があるように、一度落とした財布が見つかったからと言って二度目も見つかるとは限らないんだよ。
- 柳の下の泥鰌というように、パン屋さんでおまけにもう一個もらえたからって、毎回もらえると思ったら大間違いだよ。
- 柳の下の泥鰌というように、テストで鉛筆を転がして答えを書いたら100点をとることができたからと言って、次もうまくいくとは限らないよ。
- 友だちと、学校の裏山でオオクワガタを発見した。二匹目を狙って何度も行ってみたが、つからまらなかった。柳の下に泥鰌はいなかった。
- 柳の下の泥鰌というように、昨日は遅刻しても怒られなかったからと言って、次も怒られないと思わない方が自分のためだよ。
- 柳の下の泥鰌という言葉がある通り、去年、ここで四つ葉のクローバーを見つけたからと言って今年も見つかるわけじゃないと思うんだけど。
つまり、過去の成功が必ずしも将来の成功を保証しないということを教えてくれているんだ。