【ことわざ】
洛陽の紙価を高める
【読み方】
らくようのしかをたかめる
【意味】
著書が大評判で、売れ行きが非常に良いこと。
【語源・由来】
「洛陽(らくよう)」とは、中国河南省の都市。多くの王朝の都となった。
【出典】
「晋書」左思。晋の左思が、「三都賦(さんとのふ)」を著したときに、世間の評判がとても高くて、洛陽の人々が争ってこれを書き写したため、洛陽の神の価格が高騰したという故事に基づくとされる。
【類義語】
・洛陽の紙価を貴む(らくようのしかをたかむ)
・洛陽の紙価貴し(らくようのしかたかし)
・紙価を高める(しかをたかめる)
【英語訳】
To sell like hot cakes.
左思は口下手な醜男だったと伝えられているが、洗練された華麗な文体を駆使することで、都の風物を詠じてその名を高めたといわれている。
「洛陽の紙価を高める」の使い方
ともこちゃんは、この小説を読んだかい?
もちろん読んだわ。健太くんも珍しく読書をしたのね。
そうなんだ。ものすごく話題になっているから、気になって読んでしまったよ。
この著書は、洛陽の紙価を高めるわね。
「洛陽の紙価を高める」の例文
- 新人で有名な賞を取った彼女の新作は、きっと洛陽の紙価を高めるだろう。
- 彼は洛陽の紙価を高める小説を次々に発表している、すばらしい作家だ。
- 私は将来作家になって、洛陽の紙価を高めるような作品をたくさん発表したいと思っている。
- 少し前の作品だが、映画化されたことがきっかけで、原作の小説がまた洛陽の紙価を高めている。
- このところ、洛陽の紙価を高めるという作品が少なくなっているのではないかと、危機感を覚えている。
まとめ
洛陽の紙価を高めるというような作品は、数多く発表されているのではないでしょうか。
次はどんな作品が洛陽の紙価を高めるのか、楽しみですね。