【ことわざ】
老婆心
【読み方】
ろうばしん
【意味】
度をこして、必要以上に世話を焼いたり心配したりすること。
おせっかいのこと。
【語源・由来】
おもに、人に忠告するときに、自分の親切をへりくだっていう言葉。
おばあさんが、長い人生経験から得た知識を使って、とにかくいろいろと気を使うことから。
【類義語】
・老婆親切(ろうばしんせつ)
【英語訳】
It is the excessive kindness. Solicitude.
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「老婆心」の使い方
おばあちゃんのところへ遊びに行くと、とにかくいろいろなことを注意されるんだ。
きっと、健太くんのことを心配しているんじゃないかしら。
それにしても、歩くだけで転ぶと言ったり、木登りは落ちてするといけないと止められたりして、全然遊べないんだ。
私も、老婆心ながらひと言いいかしら?と言われたことがあったわね。
「老婆心」の例文
- 母はとにかく心配性で、老婆心ながら言っておきたいことがあると、私の行動にあれこれ口を出す。
- 老婆心ながら、こんなに寒い日に短いスカートを履いていては、体が冷えてしまうよと電車でおばあさんに言われた。
- 友達とアイスを食べながら歩いていたら、通りすがりのおばあさんに、老婆心ながら言わせていただくけれど、歩きながら物を食べていては行儀が悪いと注意された。
- 私の祖母はいつも、老婆心で忠告しているようだけれど、同じことばかりで聞き飽きてしまった。
- 親切にしてくれることはありがたいけれど、老婆心となっては迷惑だと思う。
まとめ
人に親切にしたり、なにか心配をしたりすることがあるのではないでしょうか。
しかし、老婆心というように、あまりに度を越してしまっては、ありがた迷惑になってしまうのではないでしょうか。
そのようにならないように、気をつけなければいけませんね。