「二枚舌を使う」の意味
【慣用句】
二枚舌を使う
【読み方】
にまいじたをつかう
【意味】
前に言ったことと違うことを平気で言う。また、うそを言うことのたとえ。
ほうほう、それは要注意やな。つまり、「場合によって話がコロコロ変わる」や「人によって言うことが違う」ってことやな。本当のことを言わずに、都合のいいように話を変えるってわけや。
これは、そういう不誠実な振る舞いをする人に対する批判や警告を表す言葉やな。信頼できる人間関係を築く上で、二枚舌は大敵やね。
【スポンサーリンク】
「二枚舌を使う」の解説
カンタン!解説
「二枚舌を使う」という表現は、一人が異なる二つの立場や意見を持っているように見せかけたり、状況に応じて言葉を変えることを指すんだ。具体的には、相手や状況によって意見や話が変わる、つまり矛盾したことを言ったり、同じ事柄について異なる人に異なる話をすることを意味しているよ。
この言葉は、信用できない人や不誠実な行動を取る人を指摘する際によく使われるんだ。例えば、政治家やビジネスマンが異なるグループや人々に対して、都合の良いように異なる約束や発言をする場合などに「二枚舌を使う」と表現されることがあるね。
「二枚舌を使う」行為は、信頼関係を損なう原因となるため、一般的に否定的な意味合いで用いられる言葉だよ。誠実さや一貫性を重んじる社会においては、このような行動は批判の対象となることが多いんだ。
「二枚舌を使う」の使い方
健太くん。私には、ともこちゃんが学校で一番かわいいって言ったのに、あの子には、君が一番かわいいって言ってるんでしょう?
ええっと。そんなこと言ったかなあ?
言ったわよ。健太くんは二枚舌を使うのね。平気な顔で違うことを言うのね。
二人の前でいい顔をして、ごめんなさーい。
【スポンサーリンク】
「二枚舌を使う」の例文
- 彼女は男性の前では少々高い声でかわいく話すが、女性の前ではがらりと変わるので、あの人、二枚舌を使うのよと言われている。
- 最近、君が仲良くしている彼は、二枚舌を使う人だから、信用して心を許したりせず、注意した方がいいよ。
- 政治家が二枚舌を使わないように監視していくのも、有権者の役割であるのだから、もっと政治に興味を持たなくてはいけない。
- 一方に都合のいいことをいい、その舌の乾かぬうちに、他方に同じことをいっているのだから、二枚舌を使う呆れた男である。
- 二枚舌を使うといわれようとペテン師といわれようと、自分の心に正直に従うとそうなるだけで、その時々に嘘はない。
つまり二面性を持って話をすることを意味しているんだよ。