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【先入主となる】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

先入主となる

「先入主となる」の意味(語源由来・出典)

意味
【ことわざ】
先入主となる

【読み方】
せんにゅうしゅとなる

「せんにゅう、しゅとなる」と読む。

【意味】
前から持っている固定的な観念が、新しい考えに対して制約を加えるということ。

ことわざ博士
「先入主となる」ということわざは、事前に形成された先入観や固定観念が、新しいアイデアや考え方の障害となってしまう状況を表しているんだよ。
助手ねこ
ああ、そういうことか。つまり「前から持ってる考えが、新しい考えを受け入れるのを妨げる」ってことやな。

先入観や固定観念があると、新しいアイデアや違う意見をちゃんと聞けなくなるってことやね。これは、柔軟な思考が大事やってことを教えてくれてるんや。新しいものに対して開かれた心を持つことの重要性やな。

【語源・由来】
前もって抱いている考えが主となり、後からの考えが従となるという意から。この語から「先入観や」「先入主」という語が出来た。

【出典】
漢書

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「先入主となる」の解説

カンタン!解説
解説

「先入主となる」という表現は、既に心に抱いている固定的な観念や先入観が、新しい考え方や情報を受け入れることを妨げる状態を指しているんだよ。「先入主」とは、文字通りには「先に入った主な考え」という意味で、この考えが新しい情報や異なる観点を受け入れにくくするんだね。

この言葉は、人が既に持っている信念や見解が、新たな知識や理解に対して障害となることを示しているよ。例えば、あるテーマに対して既に固定された見方を持っていると、新しい情報や異なる意見に対して偏見を持ったり、それを拒絶したりすることがあるんだ。

このことわざは、「先入観」という言葉の語源となっており、事前に形成された意見や偏見がどのようにして思考や判断を歪めることがあるかを教えてくれるんだよ。この言葉は、オープンマインドでいることや、新しい情報や考え方に対して柔軟であるべきだという教訓を含んでいるんだね。このことわざは、柔軟な思考と偏見を排除することの重要性を示しているよ。

「先入主となる」の使い方

健太
ともこちゃんのお姉さんは、きれいだけどとてもこわいと言う噂を聞いていたから、先入主となって、あいさつを交わすようになった今でも一瞬身構えてしまうんだよね。
ともこ
あら、お姉ちゃんは、本当にこわいわよ。曲がったことが大嫌いで、昔この辺の不良たちのリーダーだったのよ。
健太
ええっ?それは本当なの?これから、余計に身構えてしまうじゃないか。
ともこ
大丈夫よ。根はやさしくて、あいさつができるきちんとした人に対しては、何も言わないから。
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「先入主となる」の例文

例文
  1. 小さいころ、祖母が私に教えたことは、先入主となって、私の胸の底に潜むようになった。
  2. 年をとると、どうしても経験が先入主となり、若い人の考え方につはついていけなくなる。
  3. 先入主となったものの考え方が、間違っていたことをともこちゃんに教えられたんです。
  4. 前もって、彼に対する低い評価を聞いていたので、それが先入主となって、私も彼を見下していたような気がします。
  5. 悪いことをすると異人さんに連れていかれるよという父の脅しが先入主となって、私は大人になった今でも外国の人が怖いのです。
  6. 茶髪の日本人は軽い人と、先入主となっていたから敬遠していたのだが、今日出会った茶髪の彼は大変面白い人だった。




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