「洞が峠を決め込む」の意味とは?(類義語)
【慣用句】
洞が峠を決め込む
【読み方】
ほらがとうげをきめこむ
【意味】
自分にとって都合が良い方につこうとして、どちらつかずな態度で様子をみることのたとえ。

「洞が峠を決め込む」は、自分に有利な方へつこうとして、どちらにも加わらず形勢をうかがうことをいう表現だよ。単に迷って決められないこととは少し違うんだ。

ただ決めかねているのとは違って、勝ちそうな側を見てから動こうとする日和見の態度を表すんだニャ。
【類義語】
・内股膏薬(うちまたごうやく)
・二股膏薬(ふたまたごうやく)
「洞が峠を決め込む」の故事
【故事】
本能寺の変後、羽柴秀吉と明智光秀が争った際、筒井順慶が洞ヶ峠で陣を張り、どちらが優勢になるか見てから味方を決めようとしたという後世の伝説に由来する。ただし、順慶が実際に洞ヶ峠へ布陣して形勢を見ていたことは確かな史料では確認できず、史実とは区別して扱う必要がある。
故事を簡単に説明!
「洞が峠を決め込む」は、天正10年(1582年)の山崎の戦いをめぐる筒井順慶の伝説から生まれたとされる表現だよ。順慶が洞ヶ峠で羽柴秀吉と明智光秀の戦況を見守り、勝ちそうな側につこうとしたという話が広まったんだ。
ただし、この洞ヶ峠布陣は後世の伝説と考えられていて、確かな同時代史料で確認できる事実ではないよ。言葉の由来として伝承を紹介する場合も、史実そのものとは分けて理解することが大切なんだ。
「洞が峠を決め込む」の使い方

二つのチームが企画について話し合っているのに、佐藤くんは意見を言わないね。

自分の意見を出さず、どちらが選ばれそうかだけ見ているみたい。

有利な方につこうとしているなら、洞が峠を決め込んでいるようだね。

そうね。勝ちそうな側を見極めてから動こうとしているのね。
「洞が峠を決め込む」の例文
- 健太くんは、目上の人に対しては、洞ヶ峠を決め込んで、自分の利益を優先させようとするところがあります。
- 選挙で当選するために、今はどちらにもつかず洞ヶ峠を決め込むことにしました。
- 普段ならば、洞ヶ峠を決め込んでいただろうけれども、ともこちゃんの危機とあっては、頭を目まぐるしいほどに回転させてどちらにつくか考えなければならない。
- 洞ヶ峠を決め込んで黙っていた健太くんが、おもむろに立ち上がり、提案をしました。
- 父は、口ばっかりでなにもしないし、なにかあるとオタオタして、洞ヶ峠を決め込み都合のいい事ばかりを言う。




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