「網無くして淵にのぞむな」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
網無くして淵にのぞむな
「網無くて淵をのぞくな」ともいう。
【読み方】
あみなくしてふちにのぞむな
【意味】
十分な準備や用意をしていなければ、成功しないということ。
「網無くして淵にのぞむな」という表現は、網がない状態で淵を覗いても魚は捕まえられないという意味だよ。
そうなんや。つまり、「準備なしには成功せん」ということやな。網もないのに淵を覗いても、せいぜい魚が泳いでるのを見るだけやな。
十分な努力や準備をせんと何も得られへん。いつ何が起こるかわからへんから、しっかりと準備しておかなあかんってことを教えてくれるんやな、これは。
【語源・由来】
網の準備もせずに魚を捕ろうと淵を覗き込んでも仕方がないということから。
【出典】
「淮南子」
【類義語】
・網無うて淵をのぞくな
・網持たずの淵のぞき
・網を持たずに海をのぞくな
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「網無くして淵にのぞむな」の解説
カンタン!解説
「網無くして淵にのぞむな」っていうことわざはね、準備や努力がないと、たとえチャンスがあっても成功できないっていう意味なんだよ。
例えば、釣りをしに行くけど、釣り網を忘れたとしよう。たくさん魚がいる淵(ふち:深い池や海の深い部分)をのぞいても、釣り網がなければ魚を捕まえることはできないよね。
だから、「網無くして淵にのぞむな」っていうのは、テストの勉強をしないで試験に臨んだり、練習もせずに試合に出たりすることは、成功への道がないって教えてくれているんだ。ちゃんと準備と努力をすることが大事だよっていうことわざなんだね。
このことわざは、「淮南子」という古代中国の書物から来ているんだよ。
「網無くして淵にのぞむな」の使い方
今日は商店街のくじ引きの日だね。この日のためにくじ引き補助券をためていたんだ。
一等のハワイ旅行が当たると良いわね。
僕は三等のゲーム機がいいな。あっ。しまった。福引券を家に忘れてきてしまった。
網無くして淵にのぞむな!福引券がないと当たるものも当たらないじゃないの。
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「網無くして淵にのぞむな」の例文
- 直感で株式を購入するなんて危険行為、網無くして淵にのぞむなだぞ。
- 網無くして淵にのぞむな、準備や努力を怠ったものに神様は微笑まない。
- 夢だけ見ていてもしょうがない、網無くして淵にのぞむな、夢の実現のために努力をしよう。
- 空手の練習をさぼってテレビゲームをしていた健太くん、網無くして淵にのぞむな、それで試合に勝とうだなんて甘い。
- 網無くして淵にのぞむな、努力なくして成功なし、人生そういうもんだ。