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「馬鹿があればこそ利口が引き立つ」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
馬鹿があればこそ利口が引き立つ
【読み方】
ばかがあればこそりこうがひきたつ
【意味】
世の中は、利口な人や愚かな人など、様々な人がいて成り立っているから、愚かな人がいることで利口な人が引き立っているというたとえ。
誰もが社会の一部で、みんながお互いにとって大事な存在ってことかいな。そう考えると、人との違いって本当に大切やね。
【語源・由来】
利口な人ばかりであふれてしまっては、利口な人が利口ではなくなってしまうけれど、愚かな人がいることによって利口であるといえるという考え。
【類義語】
・下手があるので上手が知れる(へたがあるのでじょうずがしれる)
【英語訳】
A good kid becomes more attractive simply because there is a fool.
「馬鹿があればこそ利口が引き立つ」の解説
「馬鹿があればこそ利口が引き立つ」という言葉は、社会や集団の中で、さまざまな人々がお互いに異なる役割や特性を持っていることが大切であるという考えを示しているんだ。この表現は、愚かな人がいるからこそ、賢い人がより際立つという意味で使われるよ。つまり、人々の多様性があるからこそ、それぞれの長所や短所が相対的に理解され、価値を持つということなんだ。
この言葉には、世の中にはさまざまなタイプの人がいて、それぞれが違った価値や役割を持っているという認識が含まれているよ。利口な人もいれば、そうでない人もいる。しかし、そのどちらもが社会を形成する上で必要な要素であるというメッセージが込められているんだ。
この考え方は、人々が互いに協力し合い、支え合うことの重要性を教えてくれるね。一人ひとりが持っている特性や能力を認め、尊重することで、より良い社会やコミュニティが築かれるということ。また、人と比較することの虚しさや、多様性の価値を再認識させてくれる言葉なんだよ。
「馬鹿があればこそ利口が引き立つ」の使い方
本当に賢くて利口だと言われていたね。
「馬鹿があればこそ利口が引き立つ」の例文
- 兄はとても優秀でいつも褒められている。僕は母に馬鹿があればこそ利口が引き立つと言われている。
- 馬鹿があればこそ利口が引き立つというけれど、それはまるで私のことだなんて、父はひどいことを言う。
- いろいろな人がいて、世の中は成り立っているという話をしたあとに、馬鹿があればこそ利口が引き立つと言うなんてあんまりだ。
- 馬鹿があればこそ利口が引き立つというけれど、私は引き立たせてもらっていると姉は自信に満ち溢れていた。
- 父は幼い頃に、馬鹿があればこそ利口が引き立つと親せきに言われて悲しい思いをしたらしい。
まとめ
世の中は利口で賢い人もいれば、愚かな人もいます。
それぞれに個性があることで、いろいろな出来事が起こるのではないでしょうか。
愚かな人ばかりでは、世の中は恐ろしいことになってしまうかもしれませんが、利口な人ばかりだからといって安心な世の中になるというわけではないのかもしれません。
いろいろな人が集まって、社会が成り立っているのですね。
愚かな人がいるからこそ、賢い人がより賢く見えるし、その逆もまた真なんだ。