「顎の雫、口に入らぬ」の意味(語源由来・類義語)

顎の雫、口に入らぬ
【読み方】
あぎとのしずく、くちにいらぬ
【意味】
手近にありながら簡単に手に入らず、思うようにならないこと。


例えば、顎についた水滴やんけ。近くにあるんやけど、口に入れようとしてもなかなか入らへんねん。まさにそれと同じで、思い通りにならないんや。手に届きそうなものやけど、なかなか手に入らへんってことやな。
【語源・由来】
あごについた水滴は、近くにありながら口に入らないことから。
【類義語】
・頤の雫
・顎の滴り
「顎の雫、口に入らぬ」の解説
「顎の雫、口に入らぬ」ということわざは、手元にあるものや望んでいるものが簡単に手に入らず、思い通りにならないことを表現しているんだ。
「顎の雫」とは、顎の下にできた水滴のことであり、口元に近い位置にあるにも関わらず、口に入らないことから、手の届く範囲にあるにもかかわらず手に入らないことを意味するんだよ。
このことわざは、手に入れたいものや達成したい目標が近くにあるにもかかわらず、思い通りにならないことに対して使われるよ。努力や困難を乗り越えてもなかなか達成できない状況を表現し、欲しいものを手に入れることの難しさを教えてくれる言葉だよ。
「顎の雫、口に入らぬ」の使い方




「顎の雫、口に入らぬ」の例文
- 顎の雫、口に入らぬというように、近所に行列のできるケーキ屋があるが、手に入れられたことがない。
- 顎の雫、口に入らぬという状況は、そこにあるからこそ諦めきれずとてもつらい。
- 顎の雫、口に入らぬというが、あそこを掘れば石油が出ることはわかっているのに掘るお金がない。
- 顎の雫、口に入らぬというように、夢に手が届きそうなのに、あと一歩が遠い。
- 目の前にあるのに、顎の雫、口に入らぬのように、思い通りに行かずいらいらすることがある。























