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【後の雁が先になる】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語)

後の雁が先になる

「後の雁が先になる」の意味(語源由来・類義語・英語)

意味【ことわざ】
後の雁が先になる

【読み方】
あとのかりがさきになる

「あとのがんがさきになる」とも読む。

【意味】
油断すれば後から来るものに追い越される。

ことわざ博士
「後の雁が先になる」ということわざは、元々後ろにいた者が前にいる者を追い越す、例えば後輩が先輩を超えるような状況を表しているんだよ。
助手ねこ
なるほど、それはつまり「後から来た者が先に行く」ってことやな。

あとから来た人が、先に行ってる人を追い越すこともあるんやな。後輩が先輩を追い越すこともあるんや。それを教えてくれてるんや、このことわざは。

【語源・由来】
雁は列をなして飛行するが、後尾についた雁が前に出てくる様子から。

【類義語】
・後の烏が先になる
・後舟かえって先になる
・先の雁が後になる

【英語】
・Many that are first shall be last; and the last shall be first.
・Last in bed best heard.

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「後の雁が先になる」の解説

カンタン!解説
解説

「後の雁が先になる」っていうことわざは、最初は後ろにいた人が、前にいた人を追い越して先頭に立つっていう意味だよ。

たとえば、学校で、最初のテストでは点数があんまり良くなかったけど、コツコツと努力を重ねて、最終的にはクラス一番の成績を取るようになったり、スポーツで初めて始めたばかりの時はうまくできなかったけど、練習を重ねて、最終的にはチームで一番上手くなったりするときに使うんだ。

「雁」っていうのは、ガンという鳥のことで、「列をなして飛行する」っていうのは、ガンが飛ぶときに、きれいなV字形になるように並んで飛ぶことを言うんだよ。このことわざは、そういう雁の行動から来ていて、最初は後ろにいた雁が前に出てくることから、後から来た人が前にいた人を追い越す、という意味になったんだよ。

だから、「後の雁が先になる」っていうことわざは、後から始めた人でも、努力を続ければ先頭に立てるっていうことを教えてくれるんだよね。

「後の雁が先になる」の使い方

健太
今日は最悪な日だったよ。
ともこ
どうしたの?
健太
今までサッカーはベンチだったけど、今日のテストで合格するとレギュラーになることができるんだ。でも結果は不合格の上、最近入って来た後輩がレギュラー入りしたんだ!本当に最悪な日だよ!
ともこ
まさに後の雁が先になるだけど、健太君って全然練習してないじゃん。逆に良くレギュラー入りができると思ったね。
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「後の雁が先になる」の例文

例文
  1. 後の雁が先になるというが、まさか茶道の次期後継者の座を、最近入って来たばかりの新人の弟子に奪われるとは思わなかった。
  2. とうとう出世すると思ったが、後輩に先を越されてしまった。後の雁が先になってしまい悔しく思う。
  3. 先日、仲が良かった親戚の娘さんが亡くなったと聞き、後の雁が先になってしまい非常に残念で寂しくなった。
  4. 大学の研究室で働いているが、今共同で研究している内容を後輩に先に発見されてしまった。後の雁が先になるとはこういうことかと知った。

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