「安石出でずんば蒼生を如何せん」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
安石出でずんば蒼生を如何せん
「安石」は、晋の政治家謝安の字。「蒼生」は、万民のこと。
【読み方】あんせきいでずんばそうせいをいかんせん
【意味】
偉大な政治家の出現を待ち望む時に用いられる。
「「安石出でずんば蒼生を如何せん」ということわざは、偉大な政治家やリーダーを待ち望む状況を表しているんだよ。
そうかいな。つまり、「すごいリーダーが出てこなかったら、みんなはどうなるんやろう」ってことやな。
この言葉は、みんなが偉い人を待っていて、その人が出てこないと困る、っていう状況を表してるんやな。これは、ほんまにすごいリーダーの大切さを教えてくれるわな。
【語源・由来】
徳と能力を兼ね備えた謝安が政治家にならないことを惜しみ、人々が「安石が出馬して政治をしなければ、万民をどうやって救うことができるのか」といったという故事から。
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【出典】
「世説新語」
「安石出でずんば蒼生を如何せん」の解説
カンタン!解説
「安石出でずんば蒼生を如何せん」っていうことわざはね、すごく優れた政治家が出てこないと、一般の人々(人民)はどうなってしまうだろう、っていう心配や期待を表しているんだよ。
たとえば、国が難しい状況にあるとき、良いリーダーが現れてくれることをみんなが待っている、そんな感じを表しているんだよ。
「安石」は、中国の古代の偉大な政治家、謝安のことを指していて、「蒼生」は一般の人々、つまり人民のことを指しているんだ。だから、「安石出でずんば蒼生を如何せん」っていうのは、「優れたリーダーが現れないと、人々はどうなってしまうだろう」っていう意味になるんだよ。
つまり、このことわざは、困難な状況で良いリーダーの出現を待ち望む、またはその必要性を強調するという意味を持っているんだね。
「安石出でずんば蒼生を如何せん」の使い方
安石出でずんば蒼生を如何せんというけど、誰かいないかな。
誰もいないのかもね。
選挙に行っても世の中は変わらないし、救世主があらわれないかな。
神の啓示があって目覚めたみたいな人でもいいから、この国を何とかしてほしい。
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「安石出でずんば蒼生を如何せん」の例文
- どの政権になってもだめだ。安石出でずんば蒼生を如何せんと強く願う。
- 安石出でずんば蒼生を如何せんと思うが、芸能人議員が増えるばかりで絶望しかない。
- 人任せにしてはいけないと教えられて育ったが、安石出でずんば蒼生を如何せんと偉大な政治家の出現を待つ。
- 安石出でずんば蒼生を如何せんと考える多くの国民のため、手を挙げる英雄はいないものか。
- 彼しかいない。安石出でずんば蒼生を如何せんというが、彼がこのタイミングで出馬しなければもうこの国は滅びる。