【ことわざ】
飴と鞭
【読み方】
あめとむち
【意味】
褒めるところはしっかりと褒めたり、甘やかすときはとことん甘やかすが、過ちを犯したりした場合は厳しく罰するということ。
【語源・由来】
1880年代のプロイセン首相およびドイツ帝国にて、当時「鉄血首相」と言われていたビスマルクの政策評価した言葉である。ビスマルクは国民の貧困を脱するために、今日の社会保険制度基盤を作ることにより国の改革を行ったが、その一方で社会主義者鎮圧法を制定し、国民を支配したことから転じてきている。
【類義語】
・人参と鞭
【英語訳】
・carrot and stick.
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「飴と鞭」の使い方
今日先生が、みんな静かにしないから怒ったんだ。先生って昔ラグビーしてたから、すごい迫力があって怖かった!
でも、健太君の先生って普段すごく優しいよね?
そうなんだよ!普段はみんなから仏の先生っていわれて人気のある先生なんだけど、僕たちが悪い事をすると、あの仏の顔が閻魔になるんだ!
へー、いわゆる飴と鞭っていうことだね。特に健太君は甘やかしてばかりいると、すぐダメになるから良かったね!
「飴と鞭」の例文
- 人もペットも飴と鞭の使い分けが大切だ。
- 普段厳しい人がたまに優しくしてくれると、普段優しい人よりも優しく思えてしまうのは、その人の飴と鞭の術中にはまってしまったからなのだろうか。
- 息子がだらけているのは甘やかしすぎた所為だから、今度からは飴と鞭を上手に使い分け、息子を再教育しよう。
- 飴と鞭は大切だと思うが、僕は褒められて伸びる人だからあまり厳しくされるのは苦手だ。