【ことわざ】
一斑を見て全豹を卜す
「一斑を見て全豹を知る」「一斑を見て全豹を評す」ともいう。
【読み方】
いっぱんをみてぜんぴょうをぼくす
【意味】
豹の皮にある一つのまだら模様を見て、豹全体の美しさを察することから、ものごとの一部分だけを見て、その全体像を推察することのたとえ。
【語源・由来】
中国の『世説新語』にあることば。斑=まだら。ぶち。全豹=豹全体。転じて、物事の全容
【類義語】
・一を聞いて十を知る
・一事が万事
・一を以て万を知る
・蛇首を見て長短を知る
・豹の一斑
・一滴舌上に通じて、大海の塩味を知る
【英語訳】
You may know the lion by its claw. (つめによってライオンを知る)
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「一斑を見て全豹を卜す」の使い方
何の写真見てるの?私にも見せて。
なんだと思う?
どこかの砂漠?えっ、月面の写真!一斑を見て全豹を卜すって難しいわ。
その言葉の方が難しいよ。
「一斑を見て全豹を卜す」の例文
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