「家に鼠、国に盗人」の意味(語源由来)
【ことわざ】
家に鼠、国に盗人
「家に鼠、国に賊」ともいう。
【読み方】
いえにねずみ、くににぬすびと
【意味】
規模や程度の差はあるが、どこにでも必ず悪いことをする者がいるということ。
「家に鼠、国に盗人」ということわざは、どんな物事でも、その中に自分自身を害する要素が存在するという意味があるんだよ。
そうなんや。つまり、「どんなところにもトラブルの元がいる」ってことやな。
家には鼠がいて困るし、国には盗人がおって困る。問題が起こる原因は、だいたい身近なところに潜んでるってことやな。自分たちの中にも、気をつけなあかん点があるっていう教訓やな。
【語源・由来】
家に鼠がいて食べ物を食い荒らすように、国には泥棒がいて国家や民の生活を害する意から。
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「家に鼠、国に盗人」の解説
カンタン!解説
「家に鼠、国に盗人」ということわざは、どんな組織や集団でも、その中には自分たちに害を及ぼす要素が必ず存在するということを表しているんだよ。
例えばね、おうちではねずみが出たら、食べ物を食べられたり、壁をかじられたりして困るよね。それと同じように、国や会社でも、盗人や不誠実な人がいたら、その集団全体が困った状況になることがあるんだ。
だから、このことわざは「どんな場所でも、中から問題が生じることがあるから、常に注意深く、警戒心を持つことが大切だよ」と教えてくれているんだね。だから、自分の大切なものを守るために、周りの状況を見つつ、問題が起こる前に対策を考えることが大切だよ。
「家に鼠、国に盗人」の使い方
日本は治安が悪くなったね。
家に鼠、国に盗人よ。どの時代でもどこの国にも悪いことを思いつく人間はいるわ。
日本だけじゃないのか。
IT化が進んで、事件が巧妙で狡猾になってきたわよね。
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「家に鼠、国に盗人」の例文
- 万が一に備えることは大事だ。家に鼠、国に盗人という。
- 新宿が犯罪の街というが、人口比で言うとどうだろう。家に鼠、国に盗人というよ。
- 家に鼠、国に盗人といわれるように、絶対安全な場所はない。
- 油断は禁物。家に鼠、国に盗人という。油断は犯罪を呼ぶ。
- 文教地区であっても家に鼠、国に盗人であって例外ではない。