「一淵には両鮫ならず」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
一淵には両鮫ならず
【読み方】
いちえんにはりょうこうならず
【意味】
一つの集団に二人の強い指導者は共存できないということ。
「鮫」は、中国の伝説上の動物で竜の一種。
「一淵には両鮫ならず」ということわざは、一つのグループや組織には二人の強者やリーダーが存在することは難しいという意味だよ。
そうか、それはつまり、「一つの場所に二人のボスはおらん」ってことやな。強い人やリーダーが二人おったら、それぞれが自分のやり方を通そうとするから、結局はグチャグチャになるんやろな。だから、一つの場所には一人のリーダーがええってことやな。
【語源・由来】
一つの淵に二匹の竜は住めない意から。
【類義語】
・両雄並び立たず
・英雄並び立たず
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「一淵には両鮫ならず」の解説
カンタン!解説
「一淵には両鮫ならず」っていうことわざは、一つの場所や団体には、二人の強いリーダーやボスが同時に存在することは難しいっていう意味なんだよ。
だって、二人の強者が一緒にいたら、意見が合わなかったり、お互いに自分の考えを押し通そうとしたりして、結局はうまくいかないことが多いんだよね。
「淵」は深い水のことで、「鮫」は竜のような強大な生き物を意味しているんだ。だから、「一淵には両鮫ならず」は、同じ場所に二つの強力な力が存在することは難しい、っていうことを教えてくれるんだよ。
例えば、サッカーチームでは、キャプテンが一人しかいないよね。それは、チーム全体をまとめ上げる強いリーダーは一人で十分だからだよ。もし二人のキャプテンがいたら、それぞれが自分の考えを押し通そうとするかもしれないし、それはチームにとっていい結果を生むことは難しいかもしれないんだ。
「一淵には両鮫ならず」の使い方
このクラスにともこちゃんと彼がいるのは先生方のミスだよね。
一淵には両鮫ならずって思ってる?私は竜じゃないわよ。
いやいや、ともこちゃんも彼も竜だよ。だからこのクラスはうまくいかない。
私と彼のせいだったのね。
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「一淵には両鮫ならず」の例文
- 一淵には両鮫ならずというのに、金にものを言わせてエース級の選手ばかり集めたあのチームは弱体化した。
- 組織に一淵には両鮫ならずだ。トップに立つのは社長の息子と決まっているから、彼には僻地に行ってもらおう。
- 彼らは一淵には両鮫ならずのごとく、自分こそがリーダーにふさわしいといがみ合っている。
- 二人も強い指導者がいると、一淵には両鮫ならずのように天災に近いことが起きうる。
- 僕は王になりたくない。王である兄さんを支えたい。皆は一淵には両鮫ならずと心配しているようだが、その必要はない。