「一人虚を伝うれば万人実を伝う」の意味(類義語)
【ことわざ】
一人虚を伝うれば万人実を伝う
【読み方】
いちにんきょをつたうればばんにんじつをつたう
【意味】
一人が嘘をつくと、それを耳にした人々が真実と思い世に広めること。
「一人虚を伝うれば万人実を伝う」このことわざは、一人が嘘や間違いを広めれば、他の人々がそれを事実だと思って次々に広めてしまい、結果的にそれが本当のことのようになってしまうことを表しているんだよ。
あー、それはつまり、「嘘も百回言えば真実になる」ってやつやな。
一人が何か間違った情報を広めてしまうと、みんながそれを信じて口に出すようになって、そのうちそれが事実みたいになってしまうんやな。ちょっと恐ろしいな、これは。
【類義語】
・一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ
・一犬虚を吠ゆれば万犬実を伝う
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「一人虚を伝うれば万人実を伝う」の解説
カンタン!解説
「一人虚を伝うれば万人実を伝う」っていうことわざはね、たとえそれがうそやでたらめでも、一人がそれを伝えると、たくさんの人がそれを本当のことだと思って広めてしまうっていう意味なんだよ。
例えばね、クラスで誰かが「明日、授業がないらしいよ」って言ったとして、それが本当に調べもせずにみんなが信じてしまって、「明日は休みだから宿題しなくていいよ」って言い始めるような状況を想像してみてね。でも実はそれはただの噂で、本当は明日も学校があったとしたら、大変なことになるよね。
このことわざは、「噂や情報をそのまま信じず、自分で確認することの大切さ」を教えてくれるんだよ。だから、何か情報を聞いたときは、それが本当に正しいかどうか自分でちゃんと調べてみることが大切なんだね。
「一人虚を伝うれば万人実を伝う」の使い方
明日槍が降るらしいよ。
嘘はよくないわよ。一人虚を伝うれば万人実を伝うというわ。しかもインターネット社会だから、すぐにその嘘は真実として広まるわ。
いや、本当だよ。本当に降るから。
明日槍が降らなかったらどういう目に合うか分かっている?
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「一人虚を伝うれば万人実を伝う」の例文
- インターネット上には誤字脱字が多いが、正さないと一人虚を伝うれば万人実を伝うとなるように、誤りが正しいと考える人が増える。
- デマなのに、一人虚を伝うれば万人実を伝うというように真実の如く広まってしまった。
- 冗談で言った発言が、一人虚を伝うれば万人実を伝うようにあっという間に世の中に拡散された。
- 匿名であろうともSNSで嘘を呟くのはよくない。一人虚を伝うれば万人実を伝うという。真実として多くの人に捉えられてしまう。
- 世の中の人はネットニュースを鵜呑みにして、一人虚を伝うれば万人実を伝うとなることが多い。