【ことわざ】
一敗地に塗れる
「一敗、地に塗れる」と切って読む。
【読み方】
いっぱいちにまみれる
【意味】
二度と立ち上がることができないほど、徹底的にうち負かされることのたとえ。
【語源・由来】
「史記・高祖本紀」による。
「今将を置くこと善からざれば、一敗地に塗れん」といったとされることが由来。
一度の戦いで、大敗して倒れた死傷者が地面に踏みにじられて、泥まみれになったことから。
【類義語】
・肝脳地に塗る
【英語訳】
To meet with defeat.
It is that I am defeated thoroughly so as to be able to never stand up.
「血にまみれる」と混同して、「一敗血に塗れる」と書くのは誤りなので注意が必要。
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「一敗地に塗れる」の使い方

昨日の試合は残念だったわね。

仲間のピッチャーが次々に打たれてしまって、どうにもならなかったんだ。

一敗地に塗れてしまったのね。

ぼくはベンチで応援することしかできなかった。
「一敗地に塗れる」の例文
- 昨日のサッカーの試合では、相手チームの総攻撃を受けて、僕たちのチームはあえなく一敗地に塗れた。
- なす術なく一敗地に塗れて、再起不能になってしまった。
- これほどの敗北を味わうとは思っていなかった。一敗地に塗れるとはこのことをいうのか。
- 激しい競争に一敗地に塗れて、ついに倒産してしまった。
- みんなで努力はしたものの、それも敵わず一敗地に塗れた。
完全にやられてしまうという意味なので、僅差での敗北に使うのは誤りなので注意が必要。
「決勝戦ではあと一歩というところで、一敗地に塗れた」と使うのは誤り。
「決勝戦ではあと一歩というところで、一敗地に塗れた」と使うのは誤り。
まとめ
一敗地に塗れるというほど、負けてしまうことはとてもつらいことではないでしょうか。
しかし、それであきらめてしまわずに、もう一度挑戦したいものですね。