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【一敗地に塗れる】の意味と使い方や例文(出典・類義語・英語訳)

一敗地に塗れる

「一敗地に塗れる」の意味(出典・類義語・英語訳)

意味
【ことわざ】
一敗地に塗れる

「一敗地に塗る」ともいう。
「血にまみれる」と混同して、「一敗血に塗れる」と書くのは誤りなので注意が必要。

【読み方】
いっぱいちにまみれる

「一敗、地に塗れる」と切って読む。

【意味】
二度と立ち上がれないほど大敗してしまう。

ことわざ博士
「一敗地に塗れる」という表現は、非常に大きな失敗をし、立ち直れないほどの敗北を喫することを指しているんだ。
助手ねこ
なるほどな、それは「大失敗して、立ち直れない」ってことやな。

もう一度立ち上がるのが難しいほどの大きな敗北を受けることを言うんやな。これは、行動には注意深さが必要やし、思慮深く行動せなアカンってことを教えてくれてるんやな。

【出典】
史記・高祖本紀」

 

 

地に塗るとは、泥まみれになる意味。「肝脳、地に塗る」の略で戦死体の肝臓や脳みそが泥にまみれ、踏みにじられるさま。

【類義語】
・肝脳、地に塗る

【英語訳】
To meet with defeat.
It is that I am defeated thoroughly so as to be able to never stand up.

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「一敗地に塗れる」の解説

カンタン!解説
解説

「一敗地に塗れる」っていう言葉はね、古代中国の歴史書「史記しき」に出てくる話から来ていて、それはもう完全に負けて、立ち直ることができないくらいの大敗北を意味するんだよ。

具体的に言うとね、サッカーの試合で0対10みたいな大差で負けたり、テストでクラスで最低点を取ってしまったりするような、とても厳しい失敗を表す言葉なんだ。

「一敗地に塗れる」の「塗れる」は、ここでは「汚れる」や「覆われる」という意味で使われていて、大敗して「地に塗れる」は「土にまみれる」くらいまで敗北する、っていうイメージを表しているんだよ。つまり、かなり厳しい敗北を経験したっていう意味なんだね。

「一敗地に塗れる」の使い方

ともこ
昨日の試合は残念だったわね。
健太
仲間のピッチャーが次々に打たれてしまって、どうにもならなかったんだ。
ともこ
一敗地に塗れてしまったのね。
健太
ぼくはベンチで応援することしかできなかった。
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「一敗地に塗れる」の例文

例文
  1. 昨日のサッカーの試合では、相手チームの総攻撃を受けて、僕たちのチームはあえなく一敗地に塗れた
  2. これほどの敗北を味わうとは思っていなかった。一敗地に塗れるとはこのことをいうのか。
  3. 激しい競争に一敗地に塗れて、ついに倒産してしまった。
  4. みんなで努力はしたものの、それも敵わず一敗地に塗れた
完全にやられてしまうという意味なので、僅差での敗北に使うのは誤りなので注意が必要。
「決勝戦ではあと一歩というところで、一敗地に塗れた」と使うのは誤り。

まとめ

一敗地に塗れるというほど、負けてしまうことはとてもつらいことではないでしょうか。
しかし、それであきらめてしまわずに、もう一度挑戦したいものですね。


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